2007年12月10日月曜日

Richard Dawkins

 むかし日本語訳で読んだ『利己的遺伝子』以来尊敬している科学者だが、きょうはBBCのHave Your Sayに出演して、世界中のキリスト教徒やイスラム教徒たちから集中砲火を浴びながら、一つ一つ誠実に応答しようと努力していた。しかし、当然ながら、対話が成立するはずもない領域である。ただ不毛な時間が流れていただけであった。
 テヘランとヴァティカン双方の最高宗教指導者を敵に回しているのだから、苦戦は必至である。異端裁判どころの話ではない。「真実」のためには狂信的暗殺者をも恐れないということか。本物の学者というものはこういうものなのか。
 ・・・しかし、まあ、よくやる。

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