2008年1月6日日曜日

雪のSofia

 数日来の積雪がまったく溶けずに残る。空気中の水蒸気が凍結しているので空気が白っぽい、というのも京都から来た者には新鮮である。市内中心部に蛇口から温泉が出る汲み場があるのだが、数十ある蛇口がきのうは満員の盛況だった。同年齢の人たちに「連帯」感を感じながら肩を並べて1ℓビンに温泉補給。アイスクリームを持って帰るにはリュックに入れるより外気にさらして持った方が溶ける心配がないのだという「発見」も。
 家の暖房装置がだんだんおかしくなってきていて、四つのうち今や一つしか動いていないけれども、それなりに元気に過ごしている。
 きのう
青空市場のЖенски Пазарでビーツを二つ買って30ストティンキ(約26円)。店のお兄さんは笑って代金を受け取らない。
 また、凍てつく街角で地図を覗き込ん
でいると、必ずすぐ誰かが立ち止まって助けてくれる。
 寒いけれども、温かい街である。
 
「淑気(しゅくき)」という季語をSofiaの街に捧げたい。

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