2008年12月12日金曜日

「日本株式会社」

Japan harnesses commuters' stamping for power
Japan learns from history: Focus on the future
 Corporate Japanという言葉ももう何十年も前から使われている言葉だが、法人「日本」とは言い得て妙である。日本というところには社会全体が企業・法人のように動いているところがある。東京駅の改札付近ではそのアイデアを知った通学生徒たちが何十人も「その場足踏み」をして発電に協力しているであろうし、これだけ非正規雇用者がクビになっているのに暴動はおろかストさえ起きないのは、どこかで法人「日本」内の配置転換(有給部署から無給部署へ!)のような感覚が解雇された当事者たちにもあるのではないかとさえ思わせる。
 1990年代の「失われた10年」でいやというほど学習した日本が現在着々と進めている先行投資状況を見ていると、今から10年後、恐らくあの国は再びJapan as No.1の称号を取り戻すと思う。
 しかし、この小さくなった地球で「一人勝ち」は物理的にも不可能になったし、またこの「法人」の中に生きる人々が果たして幸せな人生を送るか、ということになると、それはまた別問題である。

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