2008年12月23日火曜日

日本における英語教育

高校指導要領―英語で授業…really?
 私ももう40年近く英語に触れ続けているのに「読み書きはともかく、とんと話せるようにならない。」
 英語帝国主義とか沈黙は金とかぐずぐず言っているうちに、世界は誰もが自分のアクセントを気にせず言いたいことを自由にしゃべるという段階にまで至ってしまっている。それが現実だ。100年後の日本株式会社の命運を左右する鍵の一つが英語であることは言うまでもないことだ。国家として生き残りたければ、英語で自己表現できる国になるべきだ。文部科学省は国益のために動く。「現場」に任せておいても一向に事態が改善しないという彼らのイライラもよく分かる。自分たちができないのは自分たちのせいではなく○○のせいだ、と言いたがるのも人情だ。
 結論だけ言えば、小手先でいくらコチョコチョやっても無駄である。すべての関与者が混乱して疲弊するだけだ。教員養成の段階から構造的に変えていくしかない。構造改革を今すぐ始めたとして、勝負は教員がすべて入れ替わる40年後である。

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