2010年5月26日水曜日

深瀬昌久

British Journal of Photographyが著名な写真家たちにこの四半世紀で最高の写真集を問うたところ、彼の『鴉』が選ばれた。
 様々な解釈や分析が行われている。しかし、プロたちの心に24年間も棲み続けているものは、究極的には、この、美しく雄々しいカラスたち、そのものなのだと思う。
 そこに何か不吉なもの、或いは何か形而上学的なものを読もうとするのは、人の――あるいはひょっとしたら深瀬の――側の問題である。
 このカラスたちは美しい。そして、強い。
 

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