2009年4月3日金曜日

『おくりびと』

 3年生のクラスの教材として使えるかと思い、チェックのために見た。
 芸術性は高いとは言えない。アカデミー賞は騙せてもヨーロッパは騙されないだろう。それにおめでたい場面が多すぎる。
 しかし一定の普遍性は持つ。文化の違いを超えて多くの人を泣かせるだろう。
 本木も広末も期待はずれだった。彼らはもっと伸びていなければならない。しかし脇役陣は日本映画の水準の高さを改めて感じさせる曲者が揃っている。他の作品なら主役を張る役者がこの作品では一言も台詞のない遺体としてしか出てこない。
 日本研究の教材としては格好の作品である。やろうと思えばこの作品だけで15週間論じ続けることさえできる。3年生の総仕上げはこれをやることに決めた。

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