2020年7月31日金曜日

伊丹万作「映画と民族性」

映画「Pulp Fiction」

これほど薄っぺらで、また、これほど深みのある映画も珍しい。何度も見たが、また見たくなる。

2020年7月30日木曜日

映画「If Beale Street Could Talk」

差別の糾弾を美しい映像と音楽の普遍性に昇華させた成功例。

2020年7月29日水曜日

有吉佐和子「恍惚の人」

Agora日本語読解辞典』において、有吉佐和子恍惚の人冒頭部解析完了。

映画「Once Upon a Time in Hollywood」

映画のディテールにこだわる者、ハリウッド関係者、そして何よりタランティーノ・フリークにはたまらない映画なのだろうと想像はできる。何度見ても記憶に残るのは細部だけ。心の奥底には何も残らない。

マルティン・ハイデガー著(1933)、矢代梓、訳(1989)「ドイツ的大学の自己主張」

Agora日本語読解辞典』において、マルティン・ハイデガー著(1933)、矢代梓、訳(1989)「ドイツ的大学の自己主張冒頭部解析完了。

2020年7月28日火曜日

映画「The Man in the Iron Mask」

Jeremy Irons, John Malkovich, Gérard Depardieu, Gabriel Byrne。名優たちが子どもの誕生日パーティで無理矢理お遊戯をさせられているように見えると誰かがどこかに書いていた。I cannot agree more.

映画「From Here to Eternity」

男たちの映画と思っていたら実は女の映画だった。ドナ・リードよ、デボラ・カーよ、永遠に。

2020年7月27日月曜日

映画「The Iron Lady」

もう一つ映画としての深みに欠け、筋の運びも荒い。驚嘆すべきメリル・ストリープの演技力のみにおんぶした作品。

映画「Gandhi」

一方的に肯定的な面ばかり描き賛美一辺倒になっていることは残念だが、この作品によってこの偉大な人物を知り、影響を受けた人は多かろう。芸術としての映画というより啓蒙的作品として価値がある。もちろん何度見てもベン・キングズレーの名演も忘れ難いものだ。

2020年7月26日日曜日

泉鏡花「芥川龍之介氏を弔ふ」

映画「I, Robot」

意外と面白かった、というのが正直な感想。個人的に関心のあるテーマだからかもしれないが。原作との関係とか色々言われているようだが、原作と映画とは別物の芸術作品なのだから、それほどこだわる必要はない。ロボットとの対極という意味において、ウィル・スミスのマッチョを対置したことは間違いではない。

映画「Joker」(2019)

作品自体のレベルも相当高いのだが、如何せんホアキン・フェニックスがすべて持って行ってしまった。何度も何度も見たくなる。それにしても「11時11分」の謎。

映画「The Dark Knight Rises」

上質の娯楽。

映画「The Dark Knight」

作品としての出来も極めてすばらしいが、なかでもヒース・レジャーの鬼気迫る演技は永遠のものとなった。

2020年7月25日土曜日

映画「The Bone Collector」

序盤だけは出来がよく期待させて、あとの部分は失敗。時間の無駄をさせられた。

2020年7月24日金曜日

映画「Batman」(1989)

ティム・バートンの壮大なお遊びの一つ。個人的には「異形への愛」は嫌いではないが、いつまでもお遊びにつきあっているわけにもいかない。

映画「The Immigrant」

ホアキン・フェニックス(決して悪くない演技である)さえ凌ぐマリオン・コティヤールの名演。

映画「The Master」

エイミー・アダムス、 ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマンの三人の演技と傑出した演出、カメラによって新興宗教の気味の悪さ、おぞましさを徹底して描いたら、結果として名作になった。

2020年7月22日水曜日

映画「Reservoir Dogs」

ただの下品なやくざ映画も、監督・脚本・役者・カメラが揃えば名作になるという、もう一つの見本。

2020年7月17日金曜日

映画「The Old Man & the Gun」

ただ一言。チャーミングな作品。それに尽きる。レッドフォードは言わずもがな、シシー・スペイセクもただただすばらしい。

2020年7月16日木曜日

アラン・コルバン著(1995)、渡辺響子、訳(2000)「レジャーの誕生」

Agora日本語読解辞典』において、アラン・コルバン著(1995)、渡辺響子、訳(2000)「レジャーの誕生冒頭部解析完了。

映画「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」

「男はつらいよ」シリーズには名作が何本もある。その中でもこの「寅次郎相合い傘」は珠玉の一品。陳腐な言い草だが、文字通り涙と笑いに終始する名作中の名作。

映画「The Bookshop」

人物の類型化が難点だが、ヨーロッパらしい文化の香り溢れる佳品。

2020年7月15日水曜日

映画「The Enemy Below」

今から見ればきれいごとの出来レース、といった話なのだが、戦闘時の緊迫感、両艦長の存在感、それから何といってもこの作品で重要な役割を果たす音響の使い方が見事。

映画「Five Fingers for Marseilles」

評価は高い作品のようだが、私にはよく分からない箇所がいくつかあった。文化の違いというものはことほどさようにものを言う。全編に漂うアフリカの赤い土の香りが忘れ難い。

映画「On the Waterfront」

エリア・カザンの演出とマーロン・ブランドの演技のすばらしさ。他の役者もいい。

2020年7月14日火曜日

映画「About Time」

ドラマとしては秀作。私はイギリスのユーモアが好きだ。それに泣かせる。しかし映像の陳腐さを見ると、必ずしも映画という形態である必要はなかったとも思う。。。と一度書いたが、再見して訂正したい。テレビドラマなんぞでは、コーンウォールの潮風やロンドの路地の埃臭さや、そして生の奥深さは伝わらない。

映画「Casablanca」

この作品は何度観ても新たな感動を覚える。典型的なプロパガンダ映画でありながらこれほど魅力的な作品も他にはないのではないか。忘れられぬ台詞に満ちた脚本がすばらしい。そして、伝えられる監督との確執に苦しんでいたことも影響するのだろうか、バーグマンの悲劇的な美しさは映画史に燦然と輝く。

石原莞爾「戦争史大観」

Agora日本語読解辞典』において、石原莞爾戦争史大観冒頭部解析完了。

2020年7月13日月曜日

映画「FIDELIO, L'ODYSSEE D'ALICE」

二度目。前回より好感度は高まった。やはりこういう作品は何度も見返さないといけない。主演のAriane Labedがいい。それにしても邦題の「欲望の航路」はひどい。

2020年7月12日日曜日

映画「12 Years a Slave」

米国における白人中心主義の宿痾はこの作品においても乗り越え切れていない。受賞歴は輝かしいものだが、アングロ・アメリカ以外の主要な賞はいずれも取っていないように見える。

2020年7月11日土曜日

映画「色・戒」

アン・リーの映像美再び。

2020年7月10日金曜日

映画「The Great Northfield Minnesota Raid」

役者には申し訳ないが、監督とカメラが傑出していればそれだけで名作が出来上がるという見本。

井上靖「氷壁」

Agora日本語読解辞典』において、井上靖氷壁冒頭部解析完了。

映画「Ben-Hur」

「ハリウッド超大作」の代表。他に特に言うことはない。

2020年7月9日木曜日

映画「Ninotchka」

映画を芸術だと考える者にとってその作品の価値は製作年代とは殆んど無関係だ。「Un carnet de bal」はこの「Ninotchka」の2年前の1937年の作品である。一見すると「Un carnet de bal」の方が古くさく見える。しかし、その深淵さには時代の限界がほとんど認められない。「Ninotchka」が古くさく見えるのはこの作品に普遍性が欠けていることを意味する。ただグレタ・ガルボの不滅の魅力のみがその存在価値を保証し続ける作品。

映画「Zero Dark Thirty」

イデオロギー性は棚上げして言うと緊迫感溢れる一流のサスペンスと言ってよい。好演の主人公は多くの仲間を失った挙句「見事に」作戦を成功させ、独り占めした輸送機でパキスタンを出国。しかし、パイロットに次の行先を尋ねられた彼女の頬を一筋の涙が流れる。彼女は次にどこへ行けばいいというのか。その彼女の涙に唯一芸術を感じる。

映画「Sense and Sensibility」

遠近法の美。

映画「HHhH」

主題は結局何だったのか。大変な力を入れて作り、結果としてこれほど雑なものに終るということがどうして可能なのか教えて欲しい。

2020年7月8日水曜日

映画「Zodiac」

連続殺人事件。話は単純。しかし、ふさわしい監督と役者たちが揃えばいい作品が作れるという見本。

2020年7月7日火曜日

大江健三郎「厳粛な綱渡り」

映画「As Good as It Gets」

ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントの名演。脇役陣もいい。私は基本的に恋愛映画は苦手だが、これぐらいアクが強い作品だと最後まで見られる。

映画「Almost Famous」

表面的には、描かれているのはショービジネスの虚飾の世界。しかし、そこに描かれた青春は普遍的なものだ。名作。ペニー・レインの輝きは忘れがたい。

2020年7月6日月曜日

映画「Hotel Artemis」

芸達者を揃えているのに、それを十分に活かした作品になっていないのは残念。

映画「Chariots of Fire」

何度も観ているが、いい作品だ。いつも力を与えられる気がする。ユダヤ人差別や階級格差が目立たぬ形でいくつか表現されてはいるが、その明瞭に描かぬ点を上品と取るか微温的と取るかは見方の別れるところだろう。

映画「My Left Foot」

名優中の名優ダニエル・デイ=ルイスなくして、これほどの感動はもたらされなかったであろう。

映画「Undir trénu/Under the Tree」

一度目に観た時はよくわからなかったのだが、二度目に観て、これは何度も何度も繰り返して観るべき作品だということがよく分かった。観る度に発見があるはずだ。Sigurðssonは飛んでもなく恐ろしい監督である。

2020年7月5日日曜日

映画「Jerry Maguire」

笑わせて、ホロリとさせる。ハリウッドロマンチックコメディーの典型。トム・クルーズとレネー・ゼルウィガーが非常によい。それがこの作品を月並から救っている。

2020年7月4日土曜日

石川啄木「A LETTER FROM PRISON ‘V NAROD’ SERIES’」

映画「Searching」

着想は面白く、高評価を得ている作品ではあるが、私にはどうも「作り過ぎ」に見えて素直な感動は覚えなかった。

2020年7月3日金曜日

映画「THE GUILTY」

場面は警察の通信指令室のみ。ストーリーは主人公の電話での会話によってのみ進行する。しかしその緊迫感と臨場感は予想をはるかに超えたものとなる。終わり方が今一つだったことが残念。先ほどの「Utøya 22. juli」もそうだが、ハリウッドの大スターや巨額の制作費やCGを使わずともすばらしい作品は作ることが出来るのだというよいお手本。

映画「Quo Vadis」

ピーター・ユスティノフの好演以外は見るべきものなし。この時期ののハリウッド大作主義の退屈さの見本の一つ。

映画「Utøya 22. juli」

97分中72分がワンカット。手振れカメラの効果と相まって、観る者は無理矢理犯行現場に引きずり込まれる感覚。全く救いのない結果。絶大な心的効果。主演のアンドレア・ベルンツェンの演技力が高く評価される。

2020年7月2日木曜日

映画「推拿」

目が見えない世界というものを観念的にでなく肉体的に把握することの可能性を垣間見ることのできた作品。映像がすばらしい。もう少し丁寧に作っていれば映画史上に残る傑作になっただろう。

2020年7月1日水曜日

映画「The Trouble with Harry」

おどろおどろしいまでに美しい秋景色とブラックユーモアの組み合わせ。私のように高く評価する者と違和感を感じる者とに評価は二つに分かれるだろう。

映画「In den Gängen」

派手なストーリーはない。しかし、私がこの作品を忘れることはないだろう。こういう味わいだけはヨーロッパ人にかなわない。

映画「Norman: The Moderate Rise and Tragic Fall of a New York Fixer」

良くも悪くもリチャード・ギア一人の名演におんぶした作品。

映画「Spy Game」

テンポのよさと映像には見るべきものがあるが、ストーリーの荒さ(政府中枢部のほとんどが無能だからこそ成り立つ話)と二人のスターの出来に失望。

映画「X-Men: Days of Future Past」

ストーリーの幼稚さに耐えられる人ならば存分に楽しめること保証付きの作品。