2020年12月31日木曜日

堀辰雄「あひびき」

『Agora日本語読解辞典』において、堀辰雄あひびき冒頭部解析完了。

2020年12月30日水曜日

ドラマ「The ABC Murders」(2018)

映像の美しさとマルコビッチの特筆すべき名演にのめり込む。人種差別にも焦点を置いていることも特徴。

2020年12月28日月曜日

二葉亭四迷「浮雲 はしがき」

『Agora日本語読解辞典』において、二葉亭四迷浮雲 はしがき冒頭部解析完了。

2020年12月24日木曜日

映画「Foreign Correspondent」(1940)

80年前のものだけに筋もいかにも古臭いプロパガンダ映画。しかしカメラと演出の見事さは時代を超えて不滅。

2020年12月23日水曜日

映画「Ronin」(1998)

スターたちが出ている割に話は陳腐。カーチェイスは見事。

2020年12月22日火曜日

福沢諭吉「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」

『Agora日本語読解辞典』において、福沢諭吉亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」冒頭部解析完了。

映画「American Graffiti」(1973)

「アメリカン」である。しかし、世界中の誰もがこの作品を愛する。私もこの作品を熱愛している。何度見ても見飽きるということがない。ルーカスの天才。

映画「Easter Parade」(1948)

私はミュージカルにはあまり興味はないが、これは例外。アメリカの黄金時代の幕開けを告げる輝きに満ちた作品。ジュディ・ガーランドとフレッド・アステアのダンスは不滅の名演。古臭さを全く感じさせない名作と言える。

2020年12月21日月曜日

映画「Mr. & Mrs. Smith」(2005)

途中でやめた。コメディにしてはユーモアのセンスがないし、サスペンスにしては迫力に欠ける。客を呼べるスターたちのお遊びみたいなこんなものを有難がるなんてどうかしてる。

2020年12月17日木曜日

映画「The House That Jack Built」(2018)

ゲテモノか芸術か。ウェルギリウスを読み返したくなるか、あまりの無神経さに途中退場するか。これがラース・フォン・トリアー。それに忘れてはならないマット・ディロンの狂気の演技。

2020年12月16日水曜日

映画「Schindler's List」(1993)

名作中の名作。しかし、「ショア―」を撮ったクロード・ランズマンによる批判にも耳を傾けるべきである。歴史というものは本来いかなる物語化をも許さぬものである。

映画「The Long Kiss Goodnight」(1996)

何とも荒唐無稽だが、脚本とアクションの魅力で最後まで楽しめる。こういうのもいい。

2020年12月15日火曜日

樋口一葉「あきあはせ」

『Agora日本語読解辞典』において、樋口一葉あきあはせ」冒頭部解析完了。

映画「About a Boy」(2002)

脚本も演出もキャスティングもいい。ヒュー・グラントがいいと初めて思えた映画。

映画「Can You Ever Forgive Me?」(2018)

メリッサ・マッカーシーの名演も相俟って、深みのあるコメディに仕上がっている。

映画「Widows」(2018)

2度目に見ると、荒唐無稽な展開の中に様々な問題提起がちりばめられていることにより明瞭に気づく。性・人種・移民・銃・汚職・暴力・犯罪…。前回よりも評価を上げたい。

2020年12月14日月曜日

映画「First Man」(2018)

視覚効果の見事さも相俟って劇的な作品に仕上がった。ここまで上質なものになり得るのなら、さらに技術的な面も深く掘り下げていればと思うのは欲張り過ぎだろうか。

映画「The Imaginarium of Doctor Parnassus」(2009)

物語が世界をつくる。ヒース・レジャーの遺作として名を遺すであろう作品。

2020年12月11日金曜日

映画「A Time to Kill」(1996)

ありきたりの話だが、こういうものをずっと作り続けていく必要があるだろう。それがどれほど社会を変えてゆく力になるのか。米国の現状を見るかぎりこれまでのところそれには極めて懐疑的にならざるを得ないが、それでも作らぬよりはましなのだ。

2020年12月10日木曜日

橋本進吉「駒のいななき」

Agora日本語読解辞典』において、橋本進吉駒のいななき冒頭部解析完了。

映画「Un carnet de bal」(1937)

これが83年前の作品である。何度見ても新しい発見がある。当時のフランスにはこのような不滅の名作を創る力があった。

2020年12月9日水曜日

映画「Forget About Nick」(2017)

マルガレーテ・フォン・トロッタ作品とは思えぬひどい出来。安物のハリウッドテレビドラマシリーズ程度。

2020年12月8日火曜日

映画「The White Crow」(2019)

完成度は決し高くはない。しかし、商業的成功を意図した取っつきやすさよりも芸術・表現・自由といったものの追求を優先させたレイフ・ファインズの佳作。一般受けはしないかもしれないが、私はこの作品に好意を懐く。

映画「Instant Family」(2018)

現実はこんなに単純なものではないだろう。しかし、この作品には、いいキャスティングと共に、すばらしいメッセージがある。

2020年12月7日月曜日

映画「Unforgiven」(1992)

これでもかという程の名優揃いのキャスト。随所にひねった見どころがちりばめられていて映画好きであればあれほど楽しめる作りになっている。製作日数はわずか39日間だったそうだが、イーストウッドが準備に相当の時間とエネルギーを使ったことは間違いない。繰り返し見なければならない作品。

映画「I'm Still Here」(2010)

フェイクであることは最初から一目瞭然。リアルとフィクションの問題を正面から突き付けたこの悪ふざけは、ホアキン自身同様刺激的である。

2020年12月5日土曜日

映画「Inside Man」(2006)

どうやら、ハリウッド映画、何よりスパイク・リーのファンであればあれほど楽しめる作品であるような印象を受けた。そういう人びとには楽しめる個所満載の作品なのだろう。これから私は機会があればこの作品を何度も観るだろう。そしてその度にくすくす笑うシーンが増えてくるだろうという予感がする。
2021.01.27.:2度目。クライム・サスペンスを包摂した広義のコメディ、と捉えればこれは名作と呼べるのではないかと感じた。

2020年12月3日木曜日

映画「The Sting」(1973)

すべての面において完成度が高い。時代を超えて生き続ける永遠の名作の一つ。

映画「The Natural」(1984)

筋の通らない箇所がいくつもある話なのだが、アメリカ人にとって心を揺さぶられる話なのだなという印象。カメラがすばらしい。

2020年12月2日水曜日

映画「Midnight Run」(1988)

マーティン・ブレスト監督、そしてロバート・デ・ニーロチャールズ・グローディンの二人のおかげで上質のロードムービーとなった。

映画「An Officer and a Gentleman」(1982)

話は典型的なハリウッド話。デブラ・ウィンガーの名演が光る。

2020年12月1日火曜日

映画「The Desert Fox: The Story of Rommel」(1951)

 70年前の作品だが、古臭さをそれほど感じさせない。

2020年11月30日月曜日

映画「Lucy」(2014)

プロットは幼稚だが、とにかくヨハンソンがはまり役ですばらしい。

映画「Blade Runner 2049」(2017)

 とにかく映像が美しい。それだけでもこの作品には大きな価値がある。

2020年11月27日金曜日

映画「Una pistola per Ringo」(1965)

 シュールというのか荒唐無稽というのか。古臭いがプロットはそう悪くない。

映画「舟を編む」(2013)

言葉や学問に対する姿勢がやはり漫画は漫画と言われても仕方のない幼稚さ。キャスティングはよくできている。

2020年11月26日木曜日

映画「Escape From Alcatraz」(1979)

「ダーティ・ハリー」で証明済みのイーストウッド、シーゲルの名コンビ。41年前の映画で筋は単純だが、サスペンス感はさすが。

2020年11月25日水曜日

映画「天国と地獄」(1963)

脚本とカメラ。これも黒沢の天才を証明する一本。

映画「The Man Who Killed Don Quixote」(2018)

大騒ぎした割には、という印象。個人的には私の好みの作り方ではない。

2020年11月22日日曜日

映画「The Vanishing」(2018)

ジェラルド・バトラーの演技以外には特に見るべきものがないような印象を受けた。

映画「The Adjustment Bureau」(2011)

 筋立ては陳腐だが、主演の二人の魅力で最後まで見せる。

2020年11月19日木曜日

映画「隠し砦の三悪人」(1958)

会話劇とアクションの絶妙な組み合わせ。カメラもすばらしい。映画ならでは表現し得ぬ世界。

映画「Le Samouraï」(1967)

話の荒唐無稽さは全く気にならない。アラン・ドロン。ジャン=ピエール・メルヴィル。アンリ・ドカエ。このトリオがフレンチ・フィルム・ノワールの傑作を生んだ。

2020年11月18日水曜日

映画「蜘蛛巣城」(1957)

私は黒沢作品の中ではこれを「七人の侍」の次に評価する。黒沢の力と共にシェイクスピアの普遍性をも証明するものとなった。

2020年11月17日火曜日

映画「羅生門」(1950)

敗戦後の日本を勇気づけることになった、高い世界的評価にふさわしい作品。何度見ても、今見ても、変わらず新鮮な驚きをもたらすカメラワーク。黒澤の偉大さは言うまでもない。それと共に黒沢作品とは切っても切れない宮川一夫の存在はもっともっと注目されてよい。
2021.12.14.何度目かの観賞。役者たちも悪くない。特に当時まだ女優としてはそれほど売れていなかった京マチ子の演技は見事である。しかし、それにしてもこの作品はつくづく、ストーリーテラーとしての芥川による散文芸術と黒澤と宮川による映像芸術の融合なのである。

映画「Three Days of the Condor」(1975)

シドニー・ポラック。ロバート・レッドフォード。フェイ・ダナウェイ。お見事。

映画「Widows」(2018)

良くも悪くも作り物。息をもつかせぬ荒唐無稽のローラーコースター。もっと深みがあれば大傑作になっただろうが、それではこの監督の持ち味が消えてしまうのかな。

2020年11月16日月曜日

映画「Sorcerer」(1977)

 43年前はこれがサスペンスだったのだろうが、今から見ればまだるっこしさは免れない。

2020年11月13日金曜日

映画「HOMBRE」(1965)

 カメラ・脚本・キャストがすばらしい。半世紀以上前の作品だが古臭さを感じさせない。

映画「Bullets Over Broadway」(1994)

すばらしい。虚実皮膜、「劇中劇」中劇、だ。道理でこの20年後にミュージカル化された。

映画「Au bout des doigts」(2018)

漫画の実写版か?時間の無駄だった。

2020年11月12日木曜日

映画「The Greatest Show on Earth」(1952)

 公開当時いかに称賛を浴びようと、結局時の審判に耐え得なかった作品の一つ。

映画「Rush」(2013)

レースシーンの見事さに、車の運転を再開したくなった。

映画「Le grand bain」(2018)

すべての負け犬に贈る。こういう映画を作らせたらフランス人にかなう者はいない。

2020年11月11日水曜日

映画「Love in the Afternoon」(1957)

偏見の誹りは免れないとは分かっているが、私はこの手のものを時代遅れとしか感じない。

映画「Sparring」(2018)

マチュー・カソヴィッツの孤軍奮闘。物語がありきたり。ハリウッドに作れないものを作るのがフランスのはず。

2020年11月10日火曜日

映画「Casino Royale」(2006)

 例によって幼稚な話。しかしアクションはなかなか見せる。

映画「LE GRAND BLEU: VERSION LONGUE」(1988)

 男は海、女は陸、などと陳腐なことは言うまい。映像の美しさは文句なし。しかし、プロットが雑。

映画「NOS BATAILLES」(2018)

わざわざ映画にせずともテレビドラマでも作れる作品だという悪口を言いたくならないわけでもないが、それにしても登場人物たちの人物像の等身大の描き方が心を打つ。こういう味わいはやはりヨーロッパにしか出せない。

2020年11月9日月曜日

映画「LINCOLN」(2012)

ダニエル・デイ=ルイスの演技は本当にすばらしい。しかし、観たのが吹き替え版だったせいもあるのかもしれないが、全体としては芸術作品にはなり得ていないという印象を与える。これは総じてスピルバーグの作品に言えることだが。

映画「Bowling for Columbine」(2002)

 イデオロギー先行のきらいがあるがそれでも高い評価を受けたのは、それほどこの問題が根深いということなのだろう。

映画「Sibyl」(2019)

「人生はフィクションだ。欲しいものは何でも作り出せる。」しかしそうでないものも確かに存在する。最後の子どもの問いがそれを指し示す。子役たちの演技のみが輝く皮肉。

2020年11月6日金曜日

映画「My Darling Clementine」(1946)

ジョン・フォード作品の中では最も好きな作品。ジョン・ウェインがおらず、映像・音楽・キャスト、すべてが完璧。特に映像の美しさは例を見ない。西部劇のみならず映画史全体においても永遠に残る芸術となっている。今回観た劇場公開版の出来は良くない。いつかオリジナルを見たい。

2020年11月5日木曜日

映画「Richard Jewell」(2019)

例によって物議をかもしつつ、当時89歳のクリント・イーストウッドが監督としての力量を見せた、力強さを持つ作品の一つ。キャシー・ベイツの名演も忘れ難い。

映画「U-571」(2000)

 カメラとキャストの成功により良質のサスペンスに仕上がった。潜水艦という密室世界の話なのだから展開がダイナミズムに欠けるのは仕方がない。

映画「Dogman」(2018)

これもハリウッドには作れないいかにもイタリア的な作品。マルチェッロ・フォンテの名演が忘れ難い印象を残す。

映画「Tout le monde debout」(2018)

障害者に関するきれいごとに終らない勇気とフランス的ユーモアに拍手。アレクサンドラ・ラミーがすばらしかっただけに主演男優の今一つなのが残念。

映画「ABGESCHNITTEN」(2018)

 複雑。難解。ハリウッドにはなじまない、いかにもドイツらしいサスペンス映画。一筋縄ではいかないところは私の好みだが、人によっては嫌うだろう。

2020年11月4日水曜日

映画「King Lear」(2018)

 シェイクスピアをこの名優ぞろいのキャストでやれば失敗のしようがない。

映画「Le Sens de la fête」(2017)

 フランスにもまだこんな極めて上質のコメディを創る力が残っていた。

2020年11月2日月曜日

映画「Wall Street」(1987)

 ここはオリバー・ストーンの力量を賞賛すべきだろう。

映画「The Death of Stalin」(2017)

「ユーモアとホラーの綱渡り」。

映画「Vargur」(2018)

 突っ込みどころ満載の拙劣な作り。北欧の冬のあの凍てついた空気を思い出させてくれたのが唯一の長所。

2020年10月31日土曜日

映画「Ford v Ferrari」(2019)

いかにもアメリカ人好みの作品。クリスチャン・ベールがすばらしい演技。レースシーンも臨場感に溢れている。筋は単純。

2020年10月28日水曜日

映画「The Front Runner」(2018)

 脚本の生々しさは注目に値するが、問題の核心を掘り下げる力に乏しい。こういう映画にそれが欠けていることは致命的。

2020年10月27日火曜日

映画「Nicholas and Alexandra」(1971)

盛り沢山な内容をちりばめた、結果的に散漫に終わった大叙事詩。しかし50年前の歴史映画としてはよくできている方だと思う。

映画「Lazzaro felice」(2018)

 イタリアにはまだこんな深みのある映画を作る力が残っていた。

映画「The Evil Dead」(1981)

 名作として有名な作品だが、個人的に受け付けないところがあるようで、最後まで見る忍耐力はなかった。

2020年10月26日月曜日

映画「Hitch」(2005)

 最初の20分でギブアップ。映画そのものの出来というよりも、私はやはり「ロマンチック・コメディ」という奴が苦手である。

2020年10月24日土曜日

映画「The Devil's Advocate」(1997)

 スターを揃えた乱痴気騒ぎ。最後の最後のひねりでやや救われるが、そこまで我慢して見てくれる人が何人いるだろう。

映画「John Wick」(2014)「John Wick: Chapter 2」(2017)

 評価は高いようだが、私には面白くなかった。哲学も映像の魅力もない。コンピューターゲームの実写版。

2020年10月23日金曜日

映画「Texas Across the River」(1966)

当時もてはやされた古典であっても、時代の風雪に耐え得るものとそうでないものがある。これは後者である。最初の10分でさじを投げた。

映画「Summer of 84」(2018)

 子どもだましだが、結構はらはらさせる。最後も怖い。面白かった。

2020年10月21日水曜日

映画「Love Is a Many-Splendored Thing」(1955)

筋立ても乱暴な、今となっては時代遅れのメロドラマだが、ナット・キング・コールの美声と丘の上の一本の木は映画史上に残るものとなった。

中原中也「Me Voila――a Cobayashi」

Agora日本語読解辞典』において、中原中也Me Voila――a Cobayashi冒頭部解析完了。

2020年10月20日火曜日

映画「French Connection II」(1975)

 前作には及ばないが、それでも最後まで見せる。

2020年10月19日月曜日

映画「The Bodyguard」(1992)

 音楽がすばらしい。映画としての完成度は低い。

映画「Taken」(2008)

 荒唐無稽。息をもつかせぬスピードとアクションを楽しむ作品。良くも悪くもリュック・ベッソン。

2020年10月18日日曜日

年輪

 「年を取る」のではなく「年輪を重ねる」ということがここにある。

https://www.youtube.com/watch?v=lr1iKrTqa2w


映画「A Perfect World」(1993)

クリシェと言えばクリシェの箇所も散見するが、クリント・イーストウッドケビン・コスナーの名演を引き出した形。子役も傑出。

2020年10月17日土曜日

2020年10月16日金曜日

映画「Bad Times at the El Royale」(2018)

 娯楽と芸術との両立に見事に成功している。ドリュー・ゴダード。次が楽しみ。

映画「The Deadly Trackers」(1973)

 観念主義者のアメリカ人保安官が妻子が殺害されたことを契機に現実主義者に転化、その観念主義は途中で出現するメキシコ人保安官に体現されることになる。最後に前者は後者に射殺されるように自ら仕向けることにより自身の中の二面性を解消する。それを描いた異色の西部劇だと考える者にはなかなか興味深い作品。

朝焼けの朱のみならず鰯雲

 朝焼けの朱《あけ》のみならず鰯雲

映画「Gully Boy」(2019)

 筋書きは陳腐この上ない(特にエンディング)。しかし、音楽がすばらしい。

2020年10月15日木曜日

永井荷風「畦道」

Agora日本語読解辞典』において、永井荷風畦道冒頭部解析完了。

映画「The Boat」(2018)

 低予算で最後まで引っ張れる作品を作ったのは褒められてよい。しかし一度で沢山。

2020年10月14日水曜日

映画「Bohemian Rhapsody」(2018)

主演のラミ・マレックが傑出。音楽もすばらしい。脚本は凡庸。

映画「American Animals」(2018)

特に感心したわけでもない。しかし、もう一度見ればよさがわかってくるのかもしれないと思わせるだけのものはある。

映画「The Eddy Duchin Story」(1956)

 時代の限界は感じるが、それなりのよさは認めるべき作品である。

映画「Death Proof」「Planet Terror」(2007)

両作品とも ハチャメチャでいてしかし映画的な仕掛けがたくさんされていて、とても楽しめる作品。女の勝利。

2020年10月13日火曜日

映画「The French Connection」(1971)

 何度見ても古さを感じさせない上質の刑事もの。これぞクラシック。

映画「Au revoir là-haut」(2017)

 冒頭からカメラがすばらしく期待したのだが、引き込まれたのは戦争場面までで、あとはマンネリ気味。筋も無理がある。良くも悪くもフランス的。。。。と、ここまで書いたのが初めての視聴の時。1か月後に2回目を観た。欠点がそれほど印象に残らず、逆にフランスらしいユーモアと芸術性に感心した。

2020年10月12日月曜日

ドストエーフスキイ作・神西清、訳(1952)「永遠の夫」

Agora日本語読解辞典』において、ドストエーフスキイ作・神西清、訳(1952)「永遠の夫冒頭部解析完了。

映画「Green Card」(1990)

設定に無理があり過ぎていかにもアメリカ人の好きそうなおめでたい作品になってしまった。主演の二人はすばらしい。

映画「American Beauty」(1999)

初見で、それも途中から見たので公平な評価は下せない。これがアカデミー作品賞を取るということはアメリカ人に響く作品なんだろうな、というのが暫定的な感想。映像の魅力は容易にわかる。全体的な評価は次に観る機会を待つことにする。

2020年10月11日日曜日

2020年10月10日土曜日

映画「Damage」(1992)

ルイ・マル、ミランダ・リチャードソン、ジュリエット・ビノシュ、ジェレミー・アイアンズは現代の悲劇を創り出すことに成功している。

2020年10月9日金曜日

映画「Two Mules for Sister Sara」(1970)

 全体としては荒唐無稽な話だが忘れ難いシーンの多い作品。まだ売り出し中のクリント・イーストウッドに既に大女優であるシャーリー・マクレーンの名演が加わって、この二人を生かすドン・シーゲルの演出で見せる。

2020年10月8日木曜日

映画「Le Livre d'image」(2018)

 ゴダールの、特に後期の作品は、他のジャンルでは到底不可能な、映画というジャンルのみが表現し得る芸術である。これこそが映画芸術である。

映画「Something's Gotta Give」(2003)

 いかにもアメリカ人が好きそうなロマンチック・コメディ。いい役者ぞろいで楽しめたが、一度でいい。

2020年10月7日水曜日

映画「How to Steal a Million」(1966)

 評価の高い作品だが、今回初めて見た。疲れていることもあったのかもしれないが、途中で投げ出してしまった。私にはどうもこういうユーモアは分からない。

映画「East of Eden」(1955)

 それにしてもジェームズ・ディーンの凄いこと。

映画「The Immigrant」(2013)

 名作。マリオン・コティヤールの名演。フェリーニの「道」へのオマージュも認められる。

2020年10月6日火曜日

映画「The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society」(2018)

 イギリスの映画。イギリスらしい映画。イギリスにしか作れない映画。イギリスの良さに溢れた繰り返し観るべき映画。

映画「The Dark Knight」(2008)

 「顔」とは何か。

2020年10月5日月曜日

映画「Air Force One」(1997)

 ハリウッド娯楽大作特有の大袈裟な荒唐無稽さ。ただ、かなりのサスペンス効果がある。

2020年10月4日日曜日

映画「Gunfight at the O.K. Corral」(1957)

 この間延びしたリズムはあながち時代のせいとばかりは言えまい。今回見たのは吹き替え版(テレ東版(1975))だったのだが、その出来があまりにも稚拙だった。公平を期して次回はオリジナルを見ることにする。

映画「The Teacher」(2017)

 問題の扱い方が少し浅すぎるきらいはあるが、子どもたちや教育に関しては、こういうアプローチも無意味ではない。

映画「A Fistful of Dollars」(1964)

黒沢の「用心棒」(1961)のリメイクである本作が娯楽作品として一級品となったことにより、逆にオリジナルが芸術として一級品であることが再認識される結果となった。

2020年10月3日土曜日

映画「Bad Boys for Life」(2020)

筋立ては恐ろしく幼稚だが、ウィル・スミスとマーティン・ローレンスの変らぬ息の合った演技が魅力。

2020年10月2日金曜日

映画「IT:chapter two」(2019)

 傑作であった前作には及ばないが、キャストも含めてよく前作とのつながりを保つことにより楽しめる作品となった。

映画「White Boy Rick」(2018)

マシュー・マコノヒーの名演に尽きる。

2020年10月1日木曜日

映画「Madigan」(1968)

あまり感心しなかった。ドン・シーゲルにとっては結果的に3年後の傑作「ダーティ・ハリー」への予習になったような作品。ラッセル・メティのカメラがすばらしい。

寺田寅彦「アインシュタイン」

Agora日本語読解辞典』において、寺田寅彦アインシュタイン」冒頭部解析完了。

2020年9月30日水曜日

坪内逍遥(春のやおぼろ)「牡丹灯籠 序」

Agora日本語読解辞典』において、坪内逍遥春のやおぼろ)「牡丹灯籠 序」冒頭部解析完了。

映画「Stan & Ollie」(2018)

 何と言っても主役の二人の素晴らしいこと。気持ちよく泣き笑いさせてくれる映画というものはそうあるものではない。

映画「The Hateful Eight」(2015)

 筋立て・映像の素晴らしさ。タランティーノ節全開。

2020年9月29日火曜日

映画「Raging Bull」(1980)

息を呑む「デ・ニーロ・アプローチ」。

映画「A Star Is Born」(2018)

リメイク必ずしも二番煎じならず。ブラッドリー・クーパーとレディー・ガガが輝く。

映画「In the Line of Fire」(1993)

 筋書きにはかなり無理があるが最後まで見せる。何と言ってもジョン・マルコヴィッチの存在感が突出。

2020年9月28日月曜日

映画「Film Stars Don't Die in Liverpool」(2017)

 前にも書いたが、私は恋愛ものが苦手だ。しかし主演の二人と演出・カメラがすばらしい。脇役たちもなかなかよい。

2020年9月27日日曜日

映画「IT:chapter one」(2017)

 上質のホラーと青春モノの合体というキングお得意の話。恐怖を克服するのに力となるのは、大人たちではなく友情である。若者たちへのエールという点で秀逸な作品となっている。

2020年9月26日土曜日

映画「Unstoppable」(2010)

 スコット兄弟はともに美術畑出身だけあって映像表現に特に定評があるが、このトニーの作品も、プロットとしてはありきたりのサスペンスだがカメラワークで大いに見せる。

2020年9月25日金曜日

映画「The Big Country」(1958)

 脚本・映像・音楽・キャスト、すべてにおいてすばらしい。西部劇における一つの金字塔。

映画「The Big Sick」(2017)

 脚本がすばらしい。その魅力は尽きることがない。

映画「Doctor Sleep」(2019)

 克服と再起の物語。少女が希望の先頭に立つことは一般的ではあるが、観る者を救うことは間違いない。

2020年9月24日木曜日

映画「Lincoln Lawyer」(2011)

よくある法廷ドラマと言ってしまえばおしまいだが、なんといってもマシュー・マコノヒーの存在感は特筆すべき。

映画「We Own the Night」(2007)

監督ジェームズ・グレイ、出演ホアキン・フェニックスマーク・ウォールバーグなどの顔ぶれでそれでこの程度の作品に終ったのか、という感想を持つ作品。

映画「Hotel Mumbai」(2018)

 カメラも演出もすばらしく、サスペンス映画としては秀逸。しかし、背景となる政治的・宗教的問題へのアプローチが致命的なまでに甘い。これではただのヒーローものである。ホテルの宣伝映画に終ってはならない。

2020年9月23日水曜日

映画「The Unknown Soldier」(2017)

戦闘。非日常の中の日常。残された家族。恋。友情。序列。。。戦争というものの様々な側面が取り上げられているが、通奏低音として流れるものは戦争というものに対する糾弾である。音楽(シベリウスの国)も映像も美しい。その中で繰り広げられる殺戮に次ぐ殺戮。

2020年9月22日火曜日

映画「Joker」(2019)

「親」に関するトラウマが或る偶発事によってエスタブリッシュメント(富裕層・エリート・治安維持権力等)に対する攻撃へと転化する。

映画「Terminator: Dark Fate」(2019)

 女の物語。名作ターミネーターシリーズの最後を飾るにふさわしい傑作。

映画「FILMWORKER」(2018)

 キューブリック、集団芸術としての映画、献身、犠牲、幸福。。。多くのことを考えさせてくれる名ドキュメンタリー。

2020年9月21日月曜日

津田左右吉「学究生活五十年」

Agora日本語読解辞典』において、津田左右吉学究生活五十年」冒頭部解析完了。

映画「THE THIRD WIFE(第三夫人と髪飾り)」(2018)

 カイコ、血、水。。。比喩と自然美に溢れた美しい作品。テーマ自体は伝統的なアジアでは一般的なものだが、西洋人には新鮮なものに映るかもしれない。

2020年9月18日金曜日

田山花袋「赤い鳥居」

Agora日本語読解辞典』において、田山花袋赤い鳥居冒頭部解析完了。

映画「Red Sun」(1971)

 筋書きは荒唐無稽で幼稚そのもの。しかし、スター三人の演技が見られ、意外と楽しむことが出来た。

映画「The Untouchables」(1987)

映像と音楽はブライアン・デ・パルマの真骨頂。即座にそれとわかる。キャストもすばらしい。惜しむらくは勧善懲悪を出ない点。

2020年9月17日木曜日

映画「La Strada」(1954)

人は何処まで行っても孤独な存在である。時として人は独りであることに耐えきれず他者を求める。しかし、根源的に孤独な存在である愚かな人間という動物は結局はいずれその根源的な孤独に帰ってゆかざるを得ない。
演出・脚本・カメラ・音楽・キャスト。すべてにおいて完璧な不滅の作品。

2020年9月15日火曜日

映画「The Mule」(2018)「The Last Movie Star」(2017)

両作品とも観るのは二度目。 わがままで身勝手な人生を送って来た男が老境に至りそれを悔い謝罪しようとする。共通点の多いテーマでまたどちらも主演の好演が見られる。自分の年齢も考えるといろいろと感じ考えさせてくれた作品を立て続けに観ることが出来て幸せだった。

映画「The Border」(1982)

 詰めが甘い作品でもう一度見たいとは思わないが、カーチェイスも含めたアクションシーンはなかなか良かった。ニコルソンとカイテルが見られるのが最大の長所。

2020年9月14日月曜日

映画「SILENCE」(2016)

 力作であることは認める。しかし原作に引きずられているとはいえ信仰へのこだわりが強すぎる。ポルトガルなどの宣教師派遣が帝国主義的野心と表裏一体のものであることが幕府が禁教政策を採った最大の理由だったということへの言及が少なすぎる。イッセー尾形の演技はコントであり演劇ではない。少数派だろうが私はこの映画には感心しない。

2020年9月13日日曜日

2020年9月12日土曜日

映画「The Dark Knight」(2008)

善は悪の存在を前提とすることによって初めて存在することが可能となり、逆もまた然りである。従って、両者は互いを完全に抹殺することができない。それをすることはとりもなおさず自己の存在理由の抹殺に他ならないからである。ヒース・レジャーを得たクリストファー・ノーランの実力が遺憾なく発揮された作品。

映画「The Last Movie Star」(2017)

筋立てが甘い。バート・レイノルズとアリエル・ウィンターの演技が魅力的なだけに残念。

映画「Clear and Present Danger」(1994)

色々無理がある筋立てだが、戦闘シーンは見応えがある。「Platoon」で味方に見殺しにされたウィレム・デフォーが本作では味方を見捨てず救う役回り。あの悲しいラストシーンを忘れられない者がここにもいたと知ってうれしい。

2020年9月11日金曜日

映画「Lady Bird」(2017)

私は年齢のせいもあるだろうが青春ものにはあまり関心がない。しかしこれは面白かった。監督・脚本のグレタ・ガーウィグ、主演のシアーシャ・ローナンがすばらしい。

2020年9月10日木曜日

映画「The Treasure of the Sierra Madre」(1948)

時を経ても決して古びることのない、こういうのをクラシックという。ハンフリー・ボガートも意外に良かったが、この作品は何と言ってもヒューストン親子の独壇場となった。

2020年9月7日月曜日

北大路魯山人「味を知るもの鮮し」

映画「The Odessa File」(1974)

原作よりも古くさい印象を受ける。その逆の例もたくさんあるのだから、そこが映像芸術の難しさであろう。

岸田国士/岸田國士「『赤鬼』の作者阪中正夫君」

映画「Bumblebee」(2018)

こんな幼稚な話を誰もが感動する話にしてしまう。映画というものはほんとうにすばらしい芸術である。

2020年9月2日水曜日

映画「I Kill Giants」(2017)

筋立ては幼稚だが、主演のマディソン・ウルフとCGが優れていて楽しめる。

映画「The Favourite」(2018)

けちのつけようがない名作。監督のヨルゴス・ランティモス、主演のオリヴィア・コールマン、共演のエマ・ストーンレイチェル・ワイズ、それから映像が大いに賞賛されてしかるべき。

映画「All Is Lost」(2013)

失礼な話だが、アメリカでもこういう映画は撮れるんだなと思わせてくれる作品の一つ。主演というか唯一の出演者ロバート・レッドフォードと監督・脚本のJ・C・チャンダーに大きな拍手。

2020年8月28日金曜日

映画「Enemy of the State」(1998)

筋立てに多少無理があるが、とても楽しめる作品。

映画「TAZA, SON OF COCHISE」(1954)

時代を言い訳にはできないと思う。申し訳ないが、私にはどうしても凡作という言葉しか思い浮かばない。

2020年8月27日木曜日

映画「Anastasia」(1956)

ヘレン・ヘイズがすばらしい。ユル・ブリンナーもはまり役。しかし、それにしてもバーグマンの名演はどうだ。アイドルではなく役者として彼女のベスト作品だと思う。

2020年8月26日水曜日

映画「A Bridge Too Far」(1977)

例によって豪華スター競演の超大作。ただし、組織論、民間人の痛ましい犠牲、戦争の愚かさ、など扱っている点は評価すべき。

映画「On the Basis of Sex」(2018)「RBG」(2018)

とくに後者のドキュメンタリーに感心した。このおかしな世界を何とかしようと懸命に闘い続ける人物をまじめに取り上げた作品。こういう作品が日本に少ないのは観る側の質の問題だと思いたくないのだが。

2020年8月25日火曜日

映画「Midnight in Paris」(2011)

脚本がすばらしい。ウディ・アレン特有の深さはここにはそれほどないが、だからこそニコニコと楽しめる、とも言える作品。名作。

舟橋聖一「雪夫人絵図」

Agora日本語読解辞典』において、舟橋聖一雪夫人絵図冒頭部解析完了。

映画「The Departed」(2006)

再見。カメラワークなど、まだまだ評価すべき点は多い。ただ、ネズミが多すぎる。少し作り過ぎのきらいがある。個人的な好みの問題かもしれないが。

2020年8月24日月曜日

映画「The Abyss」(1989)

筋立ては幼稚だが、当時としては最先端の視覚効果が面白い。

映画「Joker」(2019)

 再見。ホアキン・フェニックスの偉大さはいうまでもなく、脚本執筆の段階から彼の実力を最大限に生かすことに全力を注いだトッド・フィリップスの大勝利。
 長い長い階段の上はアーサーがジョーカーではない世界。階段の下の世界はジョーカーの世界。階段を上がるアーサーは舞台を終え疲れ切った役者。階段を下りるアーサーは華やかな舞台に登場するジョーカー。
 そして、この作品自体がUnreliable narratorであろうとするかのように観る者を挑発する巧みさ。

2020年8月23日日曜日

梶井基次郎「「青空語」に寄せて(昭和二年一月號)」

映画「Before the Devil Knows You're Dead」(2007)

再見。高評価は変わらない。2度目なので今回はカメラと編集の冴えを楽しむことができた。キャスティングの見事さにも改めて感じ入る。フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー、エイミー・ライアン。。。

2020年8月22日土曜日

坂洋次郎「青い山脈」

Agora日本語読解辞典』において、坂洋次郎青い山脈冒頭部解析完了。

折口信夫「石の信仰とさえの神と」

映画「THE HUNGER GAMES」(2012)

かなり上出来の娯楽映画。最後まで見せる。ただ、この手の映画の特徴は、もう一度見ようとは思わないということだ。

2020年8月21日金曜日

映画「Romans」(2017)

これは、キリスト教という宗教が血肉となっている文化背景を抜きにしては根本のところで理解できない作品。それは仏教的な文化背景を西洋人が理解することが極めて困難であることと同様である。西洋と東洋。その間に横たわる深淵は私には今もこえられぬもののように思えてならない。

2020年8月20日木曜日

映画「Gaslight」(1944)

他に取り立てて評価する点は見当たらないが、絶頂期のバーグマンの演技を見ることだけで存在価値を十二分に主張することのできる作品。

粕谷馨「牛の人工授精の手びき」

Agora日本語読解辞典』において、粕谷馨「牛の人工授精の手びき冒頭部解析完了。

2020年8月19日水曜日

映画「The Pianist」(2002)

何度も観ているが、そのたびに感心する。主演のエイドリアン・ブロディをはじめすべての面においてけちのつけようがない。

江戸川乱歩「赤いカブトムシ」

ツヴェタン・トドロフ著(1986)、永井ゆかり、訳(1988)「「人種」・エクリチュール・文化」

Agora日本語読解辞典』において、ツヴェタン・トドロフ著(1986)、永井ゆかり、訳(1988)「「人種」・エクリチュール・文化冒頭部解析完了。

2020年8月18日火曜日

映画「Far and Away」(1992)

まあ古今東西、客を呼べるアイドルを使って毒にも薬にもならぬ映画を作ったらいつもこんなのになる。

映画「The Sisters Brothers」

再見。基本的に前回20200618)と見解は変わらない。ジャック・オーディアール監督、ジョン・C・ライリーホアキン・フェニックスジェイク・ギレンホールに拍手。しかし、最後の甘ったるいシーンを付け加える意味は何なのだろうか。

映画「Curiosa」

再見。前よりは理解が進んだ。印象的なシーンがいくつもある。しかし、全体としての完成度には不満が残る。この材料・キャストが揃うなら、もう少し強度のある作品にできたのではないか。

2020年8月17日月曜日

映画「Jackie Brown」(1997)

いいねえ。一癖も二癖もある役者たちが大真面目にチープに演じる相変らずのタランティーノ節。

2020年8月16日日曜日

映画「The Thin Red Line」(1998)

「映画も作る哲学者」テレンス・マリックの面目躍如。芸達者をこれでもかとズラリと揃えた究極の反戦映画。誰もが何度も繰り返し見なければならぬ作品。

2020年8月15日土曜日

映画「The Terminator」(1984)

骨格のみとなったロボットの動くシーンを除けば、古さをほとんど感じさせない完成度を持つ作品。もっと多くの賞を与えられてしかるべきであった。

2020年8月14日金曜日

映画「THE HIRED HAND」(1971)

筋立てがお粗末。それでも、当時としては画期的であっただろう映像と音楽の魅力は捨てがたい。ただし、屋外のカメラの素晴らしさに比べ屋内のそれの凡庸なことに失望。

2020年8月13日木曜日

芥川龍之介「浅草公園――或シナリオ――」

映画「The Longest Day」

恐らく各国のスターが最も数多く出演した映画なのではなかろうか。エンドロールが圧巻。しかし最も優れているのは戦闘シーンでのカメラワーク。背筋がぞくぞくした。

A. ハックスリー作(1928)、朱牟田夏雄、訳(1954)「戀愛對位法」

Agora日本語読解辞典』において、A. ハックスリー作(1928)、朱牟田夏雄、訳(1954)「戀愛對位法冒頭部解析完了。

2020年8月11日火曜日

三木清「健康について」『人生論ノート』

映画「They Shall Not Grow Old」

ドキュメンタリーの中のドキュメンタリー。文句のつけようがない。このような作品がどんどん作られて人間の愚かさが少しずつにでもましになってゆけばいいのにと願わずにはいられない。監督・脚本のピーター・ジャクソンに大いなる拍手。

2020年8月10日月曜日

D.H.ロレンス作(1913)、三宅幾三郎・清野暢一郎、訳(1954)「息子と戀人」

Agora日本語読解辞典』において、D.H.ロレンス作(1913)、三宅幾三郎・清野暢一郎、訳(1954)「息子と戀人冒頭部解析完了。

映画「Ad Astra」

過去の名作へのオマージュが散見されてそれはそれで面白いのだが、プロットは荒唐無稽(タランティーノのように、荒唐無稽大いに結構という姿勢は理解できるのだが、これはそういう姿勢で作られている映画ではない)だし、ブラッド・ピットの相変らずのナルシストぶりは鼻につくし、高評価は与えられない。Rotten tomatoesが概ね好意的な評価を与えているようなのが或る意味で面白い。文化の違いとしか言いようがない。

2020年8月9日日曜日

映画「The Wolf of Wall Street」

「薄っぺら」というものを映画にすればこういうものになるのだろう。今回は吹き替え版だった。いつかオリジナルで見直してみることにしよう。

2020年8月8日土曜日

映画「男はつらいよ 寅次郎と殿様」

名優が出た回は渥美清を始め役者陣が一際引き締まった好い演技をしているような気がする。いつかの宇野重吉の回もそうだったが、本作の嵐寛寿郎の場合はさらにそれが顕著である。やはり名優というものは大したものである。

伊藤左千夫「井戸」

Agora日本語読解辞典』において、伊藤左千夫井戸冒頭部解析完了。

2020年8月6日木曜日

映画「PLANET OF THE APES」

1968年の映画だが、それほど古臭さを感じさせないのは思想性・批評性が豊かだからだろう。3名の判事が「見ざる・聞かざる・言わざる」のポーズをとるシーンがあったが、日本生まれで16歳まで日本で過ごした監督フランクリン・ジェームス・シャフナーならではの演出である。

映画「The Mule」

映画としての出来はつじつまの合わない部分がいくつかありとてもほめられたものではないが、なんといっても、88歳のクリント・イーストウッドの存在感がすべてを救う。この作品によって彼への評価はさらに高まっただろう。
それにしても偉大な人物だ。極論すれば若い頃から鳴かず飛ばずの人生を続けてきた彼が「ダーティー・ハリー」でブレイクするのがやっと41歳。そして、まるでそこで彼の人生が始まったかのように、それからの彼は現在に至るまで絶えず上昇し続けてきた感がある。それは、生きていく中で彼がいかに多くのことを学びそしていかにそれを生かし続けてきたかということを示唆している。それは滅多にできることではない。

2020年8月5日水曜日

映画「The Hate U Give」

こういうメッセージ性の強い作品に筋立てだのカメラだのと言うのは野暮なのだろう。アメリカ合衆国ではいつまでこの問題を訴え続けねばならないのか。アマンドラ・ステンバーグの名演が殊に印象的。

井上靖「風林火山」

Agora日本語読解辞典』において、井上靖風林火山冒頭部解析完了。

映画「Sergio & Serguéi」

アメリカでもヨーロッパでもアジアでもないキューバのユーモアが新鮮。映画好きのためのパロディにも溢れていて、チャーミングなコメディ。もう少し丁寧に構成を考えてつくっていれば大傑作となっただろうにと考えるのは私が日本人だからか。余計なお世話だ、じゃあまずお前もこれぐらい面白いのを作ってみろと言われてしまうのだろう。文化の違いというものは面白い。

2020年8月4日火曜日

41万ページ

Agora日本語読解辞典』が41万ページを越えた。

映画「Bookshop」

何度観ても欠点を見つけることが出来ない。無理にさがすとすれば筋立てに少し無理があるということぐらいか。ひょっとすると欠点らしい欠点を見つけられないというその事実にこそ僕の弱点を見出すことが出来るかもしれないと思えるほどだ。古き良きヨーロッパ。脚本・カメラ・美術・キャスト、すべてが魅力的。中でもエミリー・モーティマーが傑出。

2020年8月3日月曜日

映画「Ben Is Back」

ジュリア・ロバーツとルーカス・ヘッジズの名演により、ありきたりのホームドラマが傑作となった。ルーカスの父ピーター・ヘッジズの脚本・演出も見事。

映画「Piercing」

映像や音響の魅力があるわけでもなく思想もありそうもなく、ただ病的なだけの世界ならわざわざ映画にする必要はあるのか。

映画「A Ghost Story」

通奏低音のように流れるアジア的・仏教的世界観と、西洋的な映像と音響の効果的な使い方が噛み合った佳品。ゴーストにあのような当初滑稽に見えた扮装をさせたことは結果としてゴーストの個性/固有性を消すことにつながり、実は非常に賢明な演出であったことがわかる。92分。欲を言えばもう30分使ってもう少し掘り下げて欲しかった。一大傑作になり損ねた秀作。

2020年8月2日日曜日

内田魯庵「犬物語」

Agora日本語読解辞典』において、内田魯庵犬物語冒頭部解析完了。

映画「SICILIAN GHOST STORY」

映像と音響が突出してすばらしいがあとの要素は凡庸。前者が魅力に溢れているだけに残念な作品。

2020年7月31日金曜日

伊丹万作「映画と民族性」

映画「Pulp Fiction」

これほど薄っぺらで、また、これほど深みのある映画も珍しい。何度も見たが、また見たくなる。

2020年7月30日木曜日

映画「If Beale Street Could Talk」

差別の糾弾を美しい映像と音楽の普遍性に昇華させた成功例。

2020年7月29日水曜日

有吉佐和子「恍惚の人」

Agora日本語読解辞典』において、有吉佐和子恍惚の人冒頭部解析完了。

映画「Once Upon a Time in Hollywood」

映画のディテールにこだわる者、ハリウッド関係者、そして何よりタランティーノ・フリークにはたまらない映画なのだろうと想像はできる。何度見ても記憶に残るのは細部だけ。心の奥底には何も残らない。

マルティン・ハイデガー著(1933)、矢代梓、訳(1989)「ドイツ的大学の自己主張」

Agora日本語読解辞典』において、マルティン・ハイデガー著(1933)、矢代梓、訳(1989)「ドイツ的大学の自己主張冒頭部解析完了。

2020年7月28日火曜日

映画「The Man in the Iron Mask」

Jeremy Irons, John Malkovich, Gérard Depardieu, Gabriel Byrne。名優たちが子どもの誕生日パーティで無理矢理お遊戯をさせられているように見えると誰かがどこかに書いていた。I cannot agree more.

映画「From Here to Eternity」

男たちの映画と思っていたら実は女の映画だった。ドナ・リードよ、デボラ・カーよ、永遠に。

2020年7月27日月曜日

映画「The Iron Lady」

もう一つ映画としての深みに欠け、筋の運びも荒い。驚嘆すべきメリル・ストリープの演技力のみにおんぶした作品。

映画「Gandhi」

一方的に肯定的な面ばかり描き賛美一辺倒になっていることは残念だが、この作品によってこの偉大な人物を知り、影響を受けた人は多かろう。芸術としての映画というより啓蒙的作品として価値がある。もちろん何度見てもベン・キングズレーの名演も忘れ難いものだ。

2020年7月26日日曜日

泉鏡花「芥川龍之介氏を弔ふ」

映画「I, Robot」

意外と面白かった、というのが正直な感想。個人的に関心のあるテーマだからかもしれないが。原作との関係とか色々言われているようだが、原作と映画とは別物の芸術作品なのだから、それほどこだわる必要はない。ロボットとの対極という意味において、ウィル・スミスのマッチョを対置したことは間違いではない。

映画「Joker」(2019)

作品自体のレベルも相当高いのだが、如何せんホアキン・フェニックスがすべて持って行ってしまった。何度も何度も見たくなる。それにしても「11時11分」の謎。

映画「The Dark Knight Rises」

上質の娯楽。

映画「The Dark Knight」

作品としての出来も極めてすばらしいが、なかでもヒース・レジャーの鬼気迫る演技は永遠のものとなった。

2020年7月25日土曜日

映画「The Bone Collector」

序盤だけは出来がよく期待させて、あとの部分は失敗。時間の無駄をさせられた。

2020年7月24日金曜日

映画「Batman」(1989)

ティム・バートンの壮大なお遊びの一つ。個人的には「異形への愛」は嫌いではないが、いつまでもお遊びにつきあっているわけにもいかない。

映画「The Immigrant」

ホアキン・フェニックス(決して悪くない演技である)さえ凌ぐマリオン・コティヤールの名演。

映画「The Master」

エイミー・アダムス、 ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマンの三人の演技と傑出した演出、カメラによって新興宗教の気味の悪さ、おぞましさを徹底して描いたら、結果として名作になった。

2020年7月22日水曜日

映画「Reservoir Dogs」

ただの下品なやくざ映画も、監督・脚本・役者・カメラが揃えば名作になるという、もう一つの見本。

2020年7月17日金曜日

映画「The Old Man & the Gun」

ただ一言。チャーミングな作品。それに尽きる。レッドフォードは言わずもがな、シシー・スペイセクもただただすばらしい。

2020年7月16日木曜日

アラン・コルバン著(1995)、渡辺響子、訳(2000)「レジャーの誕生」

Agora日本語読解辞典』において、アラン・コルバン著(1995)、渡辺響子、訳(2000)「レジャーの誕生冒頭部解析完了。

映画「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」

「男はつらいよ」シリーズには名作が何本もある。その中でもこの「寅次郎相合い傘」は珠玉の一品。陳腐な言い草だが、文字通り涙と笑いに終始する名作中の名作。

映画「The Bookshop」

人物の類型化が難点だが、ヨーロッパらしい文化の香り溢れる佳品。

2020年7月15日水曜日

映画「The Enemy Below」

今から見ればきれいごとの出来レース、といった話なのだが、戦闘時の緊迫感、両艦長の存在感、それから何といってもこの作品で重要な役割を果たす音響の使い方が見事。

映画「Five Fingers for Marseilles」

評価は高い作品のようだが、私にはよく分からない箇所がいくつかあった。文化の違いというものはことほどさようにものを言う。全編に漂うアフリカの赤い土の香りが忘れ難い。

映画「On the Waterfront」

エリア・カザンの演出とマーロン・ブランドの演技のすばらしさ。他の役者もいい。

2020年7月14日火曜日

映画「About Time」

ドラマとしては秀作。私はイギリスのユーモアが好きだ。それに泣かせる。しかし映像の陳腐さを見ると、必ずしも映画という形態である必要はなかったとも思う。。。と一度書いたが、再見して訂正したい。テレビドラマなんぞでは、コーンウォールの潮風やロンドの路地の埃臭さや、そして生の奥深さは伝わらない。

映画「Casablanca」

この作品は何度観ても新たな感動を覚える。典型的なプロパガンダ映画でありながらこれほど魅力的な作品も他にはないのではないか。忘れられぬ台詞に満ちた脚本がすばらしい。そして、伝えられる監督との確執に苦しんでいたことも影響するのだろうか、バーグマンの悲劇的な美しさは映画史に燦然と輝く。

石原莞爾「戦争史大観」

Agora日本語読解辞典』において、石原莞爾戦争史大観冒頭部解析完了。

2020年7月13日月曜日

映画「FIDELIO, L'ODYSSEE D'ALICE」

二度目。前回より好感度は高まった。やはりこういう作品は何度も見返さないといけない。主演のAriane Labedがいい。それにしても邦題の「欲望の航路」はひどい。

2020年7月12日日曜日

映画「12 Years a Slave」

米国における白人中心主義の宿痾はこの作品においても乗り越え切れていない。受賞歴は輝かしいものだが、アングロ・アメリカ以外の主要な賞はいずれも取っていないように見える。

2020年7月11日土曜日

映画「色・戒」

アン・リーの映像美再び。

2020年7月10日金曜日

映画「The Great Northfield Minnesota Raid」

役者には申し訳ないが、監督とカメラが傑出していればそれだけで名作が出来上がるという見本。

井上靖「氷壁」

Agora日本語読解辞典』において、井上靖氷壁冒頭部解析完了。

映画「Ben-Hur」

「ハリウッド超大作」の代表。他に特に言うことはない。

2020年7月9日木曜日

映画「Ninotchka」

映画を芸術だと考える者にとってその作品の価値は製作年代とは殆んど無関係だ。「Un carnet de bal」はこの「Ninotchka」の2年前の1937年の作品である。一見すると「Un carnet de bal」の方が古くさく見える。しかし、その深淵さには時代の限界がほとんど認められない。「Ninotchka」が古くさく見えるのはこの作品に普遍性が欠けていることを意味する。ただグレタ・ガルボの不滅の魅力のみがその存在価値を保証し続ける作品。

映画「Zero Dark Thirty」

イデオロギー性は棚上げして言うと緊迫感溢れる一流のサスペンスと言ってよい。好演の主人公は多くの仲間を失った挙句「見事に」作戦を成功させ、独り占めした輸送機でパキスタンを出国。しかし、パイロットに次の行先を尋ねられた彼女の頬を一筋の涙が流れる。彼女は次にどこへ行けばいいというのか。その彼女の涙に唯一芸術を感じる。

映画「Sense and Sensibility」

遠近法の美。

映画「HHhH」

主題は結局何だったのか。大変な力を入れて作り、結果としてこれほど雑なものに終るということがどうして可能なのか教えて欲しい。

2020年7月8日水曜日

映画「Zodiac」

連続殺人事件。話は単純。しかし、ふさわしい監督と役者たちが揃えばいい作品が作れるという見本。

2020年7月7日火曜日

大江健三郎「厳粛な綱渡り」

映画「As Good as It Gets」

ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントの名演。脇役陣もいい。私は基本的に恋愛映画は苦手だが、これぐらいアクが強い作品だと最後まで見られる。

映画「Almost Famous」

表面的には、描かれているのはショービジネスの虚飾の世界。しかし、そこに描かれた青春は普遍的なものだ。名作。ペニー・レインの輝きは忘れがたい。

2020年7月6日月曜日

映画「Hotel Artemis」

芸達者を揃えているのに、それを十分に活かした作品になっていないのは残念。

映画「Chariots of Fire」

何度も観ているが、いい作品だ。いつも力を与えられる気がする。ユダヤ人差別や階級格差が目立たぬ形でいくつか表現されてはいるが、その明瞭に描かぬ点を上品と取るか微温的と取るかは見方の別れるところだろう。

映画「My Left Foot」

名優中の名優ダニエル・デイ=ルイスなくして、これほどの感動はもたらされなかったであろう。

映画「Undir trénu/Under the Tree」

一度目に観た時はよくわからなかったのだが、二度目に観て、これは何度も何度も繰り返して観るべき作品だということがよく分かった。観る度に発見があるはずだ。Sigurðssonは飛んでもなく恐ろしい監督である。

2020年7月5日日曜日

映画「Jerry Maguire」

笑わせて、ホロリとさせる。ハリウッドロマンチックコメディーの典型。トム・クルーズとレネー・ゼルウィガーが非常によい。それがこの作品を月並から救っている。

2020年7月4日土曜日

石川啄木「A LETTER FROM PRISON ‘V NAROD’ SERIES’」

映画「Searching」

着想は面白く、高評価を得ている作品ではあるが、私にはどうも「作り過ぎ」に見えて素直な感動は覚えなかった。

2020年7月3日金曜日

映画「THE GUILTY」

場面は警察の通信指令室のみ。ストーリーは主人公の電話での会話によってのみ進行する。しかしその緊迫感と臨場感は予想をはるかに超えたものとなる。終わり方が今一つだったことが残念。先ほどの「Utøya 22. juli」もそうだが、ハリウッドの大スターや巨額の制作費やCGを使わずともすばらしい作品は作ることが出来るのだというよいお手本。

映画「Quo Vadis」

ピーター・ユスティノフの好演以外は見るべきものなし。この時期ののハリウッド大作主義の退屈さの見本の一つ。

映画「Utøya 22. juli」

97分中72分がワンカット。手振れカメラの効果と相まって、観る者は無理矢理犯行現場に引きずり込まれる感覚。全く救いのない結果。絶大な心的効果。主演のアンドレア・ベルンツェンの演技力が高く評価される。

2020年7月2日木曜日

映画「推拿」

目が見えない世界というものを観念的にでなく肉体的に把握することの可能性を垣間見ることのできた作品。映像がすばらしい。もう少し丁寧に作っていれば映画史上に残る傑作になっただろう。

2020年7月1日水曜日

映画「The Trouble with Harry」

おどろおどろしいまでに美しい秋景色とブラックユーモアの組み合わせ。私のように高く評価する者と違和感を感じる者とに評価は二つに分かれるだろう。

映画「In den Gängen」

派手なストーリーはない。しかし、私がこの作品を忘れることはないだろう。こういう味わいだけはヨーロッパ人にかなわない。

映画「Norman: The Moderate Rise and Tragic Fall of a New York Fixer」

良くも悪くもリチャード・ギア一人の名演におんぶした作品。

映画「Spy Game」

テンポのよさと映像には見るべきものがあるが、ストーリーの荒さ(政府中枢部のほとんどが無能だからこそ成り立つ話)と二人のスターの出来に失望。

映画「X-Men: Days of Future Past」

ストーリーの幼稚さに耐えられる人ならば存分に楽しめること保証付きの作品。

2020年6月30日火曜日

映画「Million Dollar Baby」

クリント・イーストウッドもモーガン・フリーマンもかすむほどのヒラリー・スワンクの圧倒的な存在感。思想・信条上の問題を提起することにもなった作品だが、何度観ても感動を新たにする。魂を揺さぶられる作品というのはそうあるものではない。

2020年6月29日月曜日

映画「La fete des meres」

フランス映画の苦手な私にも受け入れやすかった作品。こういう種類の深みはヨーロッパ、とくにフランス映画にしかなかなか出せない。

映画「Dances with Wolves」

セッジウィック砦。それはお前が自身で選び取った人生。そこにお前はたった一人。その孤独の中でお前は様々な他者と出会う。先住民。女。馬。。そこに成立する(ように見える)相互理解。それは「狼とのダンス」。
作品の中で先住民の用いる言語において致命的な欠陥のあることが指摘されている。それを棚上げすれば(それは棚上げのほとんど不可能なほどの深刻な欠陥で、他者理解の困難さをここでも示すことになった)実にいい作品なのだが。

映画「8 Mile」

エミネムファンならずとも十分楽しめる作品。ラップが音のみならず言葉の芸術でもあるということがよく分かる。

映画「Before the Devil Knows You're Dead」

シドニー・ルメットの遺作。最後にこんなすごいのを作ってから死ぬとは幸せな人生だ。

2020年6月27日土曜日

映画「The Departed」(2006)

しかしまあ何と血腥い下品な映画だろう。主役級がすべて殺される。息をもつかせぬ150分。最後に残るは悲しみの余韻のみ。圧倒的な存在感。これぞ娯楽。

2020年6月26日金曜日

映画「In Time」

いくらアイデアが面白くても作り方がまずければ結果は悲惨なものになるといういい見本。

映画「不実な女と官能詩人」「欲望の航路」

昔からそうなのだが、全体的に私はどうもフランス映画が苦手である。相性の問題なのだろう。

2020年6月25日木曜日

映画「Zimna wojna」(2018)

すばらしい。映像の美しさ。音楽と情感の結びつき。ヨアンナ・クーリクの存在感。88分の上映時間を120分程度にしてもっと丁寧に長時間楽しませてほしかった。これはハリウッドには決して作れない映画である。私事だが、ポーランドの風物がブルガリアの様々な情景を想起させて個人的な感傷を呼び起こす。

映画「Men in Black」1~3

荒唐無稽で、笑えて、泣かせる。これぞ娯楽。2の出来はもう一つ。

スタンダール著(1822)、大岡昇平訳(1961)「恋愛論」

Agora日本語読解辞典』において、スタンダール著(1822)、大岡昇平訳(1961)「恋愛論冒頭部解析完了。

2020年6月24日水曜日

映画「Torn Curtain」

随所にヒッチコックらしいシーンも見られ、また散見される絵画的構図も魅力的だが、全体として、1966年の作品としては時代遅れの感は否めない。
20210526:2度目に観た。時代遅れというよりも稚拙さが目立つと言った方が適切かもしれない。二人の大スターを使いながらただのドタバタ劇に終わってしまっている。

映画「ザ・ウォール」

様々なものを隔てる「壁」。極限状況の中、互いの命を狙う敵兵同士の二人だけのダイアローグ。しかし脚本の魅力はここにとどまってしまった。ダイアローグこそがこの映画の勘所であるにも拘らず、その会話に深みがない。映画史に残る名作になったかもしれない作品なのに惜しい。。

2020年6月23日火曜日

映画「Jonathan」

日本を含む世界のあらゆる所において映画がお子様の娯楽に堕して久しいが、米国(それから言うまでもなく欧州)だけは数は少ないがまだ良質の作品を作り続けているのだと再認識させてくれる作品。

映画「Witness for the Prosecution」

監督・脚本・役者が揃えばこんな名作が出来上がる。初めて見たが、ただ圧倒されたの一言に尽きる。

映画「クワイエット・プレイス」

SFホラーの娯楽性と内面的な深みを結合させるのは至難である。この作品はそれに相当程度にまで成功している。

映画「Damage」(1992)

この作品中のミランダ・リチャードソンの演技の素晴らしさは言うまでもないが、ジュリエット・ビノシュももっと評価されていいのではないか。いくつかのシーンでの彼女の表情は忘れがたい余韻を残す。

2020年6月18日木曜日

映画「The Sisters Brothers」

フランス人のジャック・オーディアールが西部劇を監督すると、こういう佳品が出来上がる。役者もいい、カメラもすばらしい。やや筋立てが荒いという欠点を補って余りある。こういうのを見せられると、映画はやはり芸術だと再認識させられる。

2020年6月17日水曜日

映画「Vertigo」(1958)

ヒッチコック作品らしい、映像の面での新機軸の多い名作。映画を芸術として捉えたい私のような者にとっては面白さに満ちた作品だが、その筋立ては多くの現代人には陳腐なものなのだろう。

2020年6月16日火曜日

映画「El último traje」

心温まるロードムービー、と紋切型で言うのは易しいが、その歴史背景には筆舌に尽くしがたい地獄がある。主演もいいが、旅の途中、彼が様々な所で出会う様々な人物の造型、またそれを演じる脇役たちの演技がすばらしい。いい映画というものはこういう所までよくできているものである。

2020年6月15日月曜日

映画「ジェイソン・ボーン」もの3本

ポール・グリーングラス+マット・デイモンの組み合わせの三本。単純なストーリーに終始する作品であるにも拘らず、6時間一気に見られた。特に映像と音響に優れた見事なエンターテインメント。

映画「LA MALA NOCHE」

映画としての出来はよいとは言えないが、ドラマ仕立ての問題提起、と考えればかなりのインパクトを持つ作品。

2020年6月13日土曜日

Green Book

紋切型が少し鼻白むが、こういう時期だからこそ見るべき作品。それにしても、米国はこの問題に関しては60年間ほとんど進歩がない。

2020年6月12日金曜日

Wild Rovers

時代遅れの西部劇と侮るなかれ。忘れがたい余韻を残す佳品。

Overlord

私はB級映画には興味はないが、これは例外に属するものの一つ。バカの作ったA級映画より面白い。

2020年6月11日木曜日

Random Harvest

恐ろしく荒唐無稽でありながらオペラの古典的な魅力を持つ。原作自体の持つパワーもさることながら、この映画化作品の持つ力はどうだ。1942年公開。戦争の真っ最中にこういう映画を作ることのできる国を相手に日本は無謀な戦争を戦っていたのである。

2020年6月9日火曜日

Brokeback Mountain

誰の落ち度でもない。誰も悪くない。しかし、すべての者に哀しみが付き纏う。Ang Leeの映像美も息をのむ。確かにこれは紛れもなく名作である。 

2020年4月27日月曜日

2020年4月21日火曜日

2020年4月12日日曜日

竹久夢二「朝」

Agora日本語読解辞典』において、竹久夢二冒頭部分析完了。

恩田陸「蜜蜂と遠雷」

Agora日本語読解辞典』において、恩田陸「蜜蜂と遠雷冒頭部分析完了。

二階席のようなかなり高い位置からの敵の攻撃が始まった。ここは体育館のような建物の中。敵は場内の数百名の市民に向けて機関銃を乱射する。人々はパニックとなりただ一つしかない出口に殺到する。敵は少なくとも数十名はいるらしい。こちらは10名程度の少数の部隊。ここで私はとっさの判断を迫られる。一つの選択肢は市民と共に出口に向かいその付近で応戦し市民がすべて逃れた段階で自分たちも退却するというもの。長所は組織的な応戦が可能となり部隊の何人かも安全に場外に出られるかもしれない点。短所は自分たちも市民と共に動くため攻撃の的が一つとなり市民に多くの犠牲者が出ること。もう一つの道は散開態勢を取り隊員が各所に留まりその場から応戦すること。長所は市民を出口へと逃がしつつ隊員はその場に留まることにより敵の攻撃を分散化し各自が的となる事により市民の犠牲を最小化できること。短所は言うまでもなく引き下がらず留まって応戦する我々に生存の可能性はほとんど残されていないこと。ここまで私と共によく戦ってきてくれた優秀な部下たちを死なせることになるであろう命令を下すのは断腸の思いである。しかし、私は散開して応戦せよと命令する。
ここで目が覚める。あちらの世界での死がこちらの世界での目覚めとなるといういつものパターン。結果としてより多くの市民の命が救われたのだから決して悪夢ではない。だがこういう苦しい夢はもういい加減勘弁してほしいものである。

2020年3月30日月曜日

昇華

モーツァルト、ホルン協奏曲集。哀しみは美へと昇華し、いつしか天上の調べとなる。

ベートーヴェンからモーツァルトへ

10代の頃から最も愛してきたのはベートーヴェンだった。もう半世紀近くになる。ところがここ1、2年、モーツァルトを聴く時間が長くなった。どうやら私の中の何かが確実に変容してきているらしい。それが何を意味するかについて、漠然とした推量はあるが、まだ言葉にはならない。

2020年3月29日日曜日

女の両の掌が私の両頬を軽くたたく。あらあら。先生、かわいいこと言うわねえ。

2020年3月5日木曜日

川本隆史「国家の正当性――権利・自由・正義」

最近感じること

これは悲惨だと客観判断すべきなのか、或いはそのような悲惨な情況を招いた愚かさを滑稽だと断ずべきなのか、或いはそれらをひっくるめて哀れだと嘆くべきなのか。このところ、こういう風に感じることが何度かある。
しかし問題は、これがこちら側の世界の何らかの具体的な人物や事態について感じたことなのか、或いは夢の世界で感じた何かのことなのか、が記憶にないことだ。いくら思いだそうと努力してみても、どうしてもはっきりしない。夢の中でも辞典を作り続けている私は、辞典の夢以外の夢(時にそれはかなりドラマチックな長編である)のストーリーにおいても徐々に夢と現実(そもそもこの二分法が私には意味をもたなくなってきている)の境界が不分明になっていることがあるのだ。

2020年2月28日金曜日

刑事

。。。そうだ。カチンスキ―。あれは、彼が優勝したあの大会の頃に起こった事件だった。

2020年2月16日日曜日

2020年2月3日月曜日

お師匠様、今朝は快晴でござりまする。

こんな夢を見た。
長く続いた苦悩の日々の末、或る早朝、弟子が盲目の師に告げる。
「お師匠様、今朝は快晴でござりまする。」

タハール・ベン・ジェルーン作(1980)、澤田直、訳(1996)「気狂いモハ、賢人モハ」

Agora日本語読解辞典』において、タハール・ベン・ジェルーン作(1980)、澤田直、訳(1996)「気狂いモハ、賢人モハ冒頭部分析完了。

2020年2月1日土曜日

Inspector Morse

モースは死の床においても仕事をしていた。

2020年1月31日金曜日

2020年1月10日金曜日