2021年6月29日火曜日

映画「Anna Karenina」(2012)

わざとらしさをわざとらしさとして賞味できる人には面白い作品というものは確かに存在する。しかしこの作品が問題なくそれに当てはまるか否かは疑問である。

映画「Dunkirk」(2017)

ノーランならではの技巧が冴えるトリプティック。イデオロギー的偏向と思想の無さが減点。

2021年6月28日月曜日

西田幾多郎「世界新秩序の原理」

Agora日本語読解辞典』において、西田幾多郎世界新秩序の原理冒頭部解析完了。

映画「Tenet」(2020)

ノーランならではの知的スペクタクル。その期待に充分応えている。

映画「The Accused」(1988)

告発されているのは誰か。いつになってもアクチュアリティを失わぬ作品。

2021年6月26日土曜日

映画「Hell or High Water」(2016)

この現代の西部劇はただのドンパチに終わらぬ美と重厚さを併せ持つ佳品となった。
20220925 2度目の鑑賞。脚本・映像・キャスティング。Coen brothersの世界に通ずるものを改めて感じる。

2021年6月24日木曜日

映画「Total Recall」(1990)

SF映画のほとんどはいずれ時代遅れになる宿命を持つ。他の少数と並んでこれは100年生き延びる有力候補。

夏目漱石「薤露行」

Agora日本語読解辞典』において、夏目漱石薤露行冒頭部解析完了。

2021年6月23日水曜日

映画「The Wrong Man」(1956)

芸術の普遍性という観点から見て、ヒッチコックの他の大部分の作品と同様これも時代遅れの誹りを免れまいが、ヘンリー・フォンダの存在感と心理の動きに焦点を置いたカメラワークは一見の価値がある。

2021年6月22日火曜日

映画「Sommersby」(1993)

ミステリーとしては粗が目立つし、ミスキャスト。愛の在り方を問う問題提起力はある。

2021年6月21日月曜日

映画「Hacksaw Ridge」(2016)

監督が監督だから宗教臭くなってしまうのは当然だが、信念という一般概念を深く掘り下げる力に欠けた。世評とは異なり、私は見るべきものは戦闘シーンだけだと思う。

映画「The Falling」(2014)

映像が見事。思想的に問題をこちらに投げ掛けてくるような姿勢も魅力的。しかしエンディングがすべてをぶち壊す。映画というものは難しい。

2021年6月17日木曜日

中原中也「思ひ出す牧野信一」

Agora日本語読解辞典』において、中原中也思ひ出す牧野信一冒頭部解析完了。

映画「Mary Queen of Scots」(2018)

歴史劇であるからプロットとしての目新しさはないが、すべての男を脇役に追いやり二人の女王にのみ焦点を当てる意図は明確で、シアーシャ・ローナンマーゴット・ロビーはその期待に見事に応えた。

2021年6月16日水曜日

映画「Manchester by the Sea」(2016)

心を打つストーリーが名優たちの名演によってさらにその輝きを増した。バカげた製作費をつぎ込むだけが能じゃない。なんだアメリカもこういうのが作れるんじゃないか。

映画「Strangers on a Train」(1951)

とてもよくできた作品。しかしヒッチコックの多くの作品に言えることだが、こういう類の話はいずれ時代遅れになるものである。

映画「Celle que vous croyez」(2019)

原作もいい小説なのだろうが、Safy Nebbouという監督も魅力的な演出を随所に見せる。しかし何と言ってもこの作品はJuliette Binocheの一人舞台。「信用できない語り手」を演じさせたら世界広しと言えども彼女の右に出る者はいないと改めて感じさせられる。
2021.11.14.二度目の観賞。ラストシーンの恐怖。

2021年6月15日火曜日

映画「Citizen Kane」(1941)

80年を経た今もその映像の斬新さを失わない傑作中の傑作。

2021年6月14日月曜日

映画「La La Land」(2016)

とても、とても、よくできたミーハー映画。

2021年6月13日日曜日

2021年6月11日金曜日

映画「Legacy of Lies」(2020)

典型的なB級映画。Scott Adkinsひとり燦然と輝いている。

映画「Le bonheur des uns...」(2020)

余りにも可笑しく、醜く、哀しい。フランスは普遍性を失いつつある。

2021年6月10日木曜日

映画「Lion」(2016)

見事なキャスティング。それに十二分に応えた俳優たち。練られた脚本。美しい映像と音楽。そして何よりも現状を告発するパワーを備えた佳作。

2021年6月8日火曜日

映画「Song to Song」(2017)

余りにも美しく(Emmanuel Lubezkiに拍手)、余りにも強く分りやすさを拒絶する作品。
Terrence Malickの支持者にしか愛されないであろう作品。それで構わない。彼にはもっともっと撮ってほしい。
2021.11.10.三度目の観賞。人はこれがTerrence Malick74歳の作品であることを知るべきである。一定の人生知を蓄積した後でなくては理解不可能な世界が確実に存在する。10年前であれば私にもこの作品は理解(より正確には「感じること」)が不可能であっただろう。129分観続けることはきつい。無論退屈さ故ではない。一瞬一瞬が余りにも痛切に私を打つからだ。

2021年6月4日金曜日

映画「Moonlight」(2016)

繰返し味わいたいと思わせる名作。映画が教えてくれる人生。
2022.04.04.二度目の観賞。映像・演出・脚本・音楽・キャスト。ブラックの力はここまで来たのだ。

映画「Calamity Jane」(1953)

 ドリス・デイは魅力的。しかしいかにも時代遅れのミュージカル。

映画「The Queen」(2006)

いかに世評が高かろうと個人的関心のあまり持てない題材であったため期待値は低かったのだが、その英国的ウィットとヘレン・ミレンの名演に感心した。

映画「Der Goldene Handschuh」(2019)

フリッツ・ホンカとは何者だったのか。ホンカも、バー「Der Goldene Handschuh」に集う醜い者たちも、若かりし頃はあの若い恋人たちのようであったのだろうか。ここにもハリウッドには作れない作品があった。

2021年6月3日木曜日

映画「Sorry We Missed You」(2019)

救いなどどこにもない。ケン・ローチの怒り、告発のパワー、衰えず。

映画「Blindspotting」(2018)

観る者に最後まで刃の上を歩かせ続ける一方で、深刻極まりない問題群を愛と友情が必死に乗り越えようと格闘する意志と希望。パワー溢れる名作。

2021年6月2日水曜日

映画「The Seagull」(2018)

チエホフをやることは女優冥利に尽きるはずだ。この作品でも彼女たちは三人三様に自分たちにその資格のあることを十二分に証明している。
2021.10.19.二度目の観賞。やはり、三女優の名演に尽きる。名を挙げよう。Annette Bening、Saoirse Ronan、Elisabeth Mossである。

映画「Suspicion」(1941)

前にも書いたことだが、ヒッチコックは確かに優れた監督だったが、カメラワークを除いては名監督ではない。その作品の多くに普遍性が欠けているからだ。この作品においてはジョーン・フォンテインの名演のみが普遍的価値を持つ。

映画「DERNIER AMOUR」(2019)

単純と言えば単純。難解と言えば難解。つまりフランス映画。

2021年6月1日火曜日

映画「Cast Away」(2000)

人間というものの力を描くことに相当なレベルにまで成功している作品。観た者はウィルソンの顔と天使の羽を忘れない。