2020年8月6日木曜日

映画「The Mule」

映画としての出来はつじつまの合わない部分がいくつかありとてもほめられたものではないが、なんといっても、88歳のクリント・イーストウッドの存在感がすべてを救う。この作品によって彼への評価はさらに高まっただろう。
それにしても偉大な人物だ。極論すれば若い頃から鳴かず飛ばずの人生を続けてきた彼が「ダーティー・ハリー」でブレイクするのがやっと41歳。そして、まるでそこで彼の人生が始まったかのように、それからの彼は現在に至るまで絶えず上昇し続けてきた感がある。それは、生きていく中で彼がいかに多くのことを学びそしていかにそれを生かし続けてきたかということを示唆している。それは滅多にできることではない。

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