2007年9月30日日曜日

Планината Витоша

 アルトコや学生諸君とヴィトシャ登山。帰宅したときはさすがにくたくただったが、とても楽しかった。みんなありがとう。(写真クリックで拡大)






























古代氷河の氷堆石から成るStone River。
                        











何の糞?

2007年9月28日金曜日

国際交流基金の催しの紹介二つ

関心のある方はどうぞ。
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◆国際交流奨励賞・日本研究賞受賞記念 エセンベル教授講演会
【京都会場】
テーマ:「世界史から見た日本とトルコの関係」
日時:10月5日(金) 14:40~16:10
会場:立命館大学衣笠キャンパス 恒心館721号(京都市北区)
言語:日本語
*入場無料、事前申込必要。
【東京会場】
テーマ:「アジアのムスリム・ネットワークと日本」
日時:10月9日(火) 16:00~17:30
会場:法政大学市ヶ谷キャンパス 九段校舎4階 遠隔講義室2 (千代田区)
言語:日本語
*入場無料、事前申込必要。
http://www.jpf.go.jp/j/jfic/news/0708/08-02.html

●4.第13回フェロー勉強会(10/11・赤坂)
ジャパンファウンデーションでは、海外からの日本研究者をフェロ
ーシッ
プ・プログラムにより日本に招へいしています。その研究成果の発
表の場
として、フェロー勉強会を実施しています。
講師:ステラ・トドロバ氏(ブルガリア/農業大学 准教授)
日時:10月11日(木) 15:30~17:30
会場:ジャパンファウンデーション JFICコモンズ
テーマ:「戦後日本、ブルガリアにおける農業改革政策の変遷につ
いての
諸側面について」
言語:英語(通訳はありません)
*入場無料、事前申込必要。
http://www.jpf.go.jp/j/intel_j/news/0709/09-02.html

「ヨウタウロン 春夏秋冬 あいうえお」

 全編字幕付きなので、アルトコも言うとおり、いい日本語教材になりそうだね。そこらへんのゴミ教材よりもことばがはるかに躍動している。共通語よりもはるかに美しい(少し変なのも混じってるけど)上方語も学べる。
http://www.youtube.com/results?search_query=%E6%98%A5%E5%A4%8F%E7%A7%8B%E5%86%AC%E3%80%80%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%88%E3%81%8A&search=Search

国際交流基金日本語教育指導助手募集

我がソフィア大学にも来ていただく予定です。締め切りは10.19.必着ですのでお急ぎ下さい。http://www.jpf.go.jp/j/volunteer_j/japan.html

「ラーメンズ」評

 すべてのネタを見たわけではないが、YouTubeで十数本見た。
 「QアンドA」・・・A
 「ヨウタウロン 春夏秋冬 あいうえお」・・・Bプラス
 「バニーボーイ」・・・B
 「土下座」・・・C
 「初男」出だしのみA それ以降はF
 その他のネタ・・・F

 大半は芸もネタも幼稚。潜在的にしかまだ見えてこない豊かなはずの才能を開花させられるかどうかの重大な岐路にある。このレヴェルまで来て、そのまま消えていった芸人は上方ならゴマンといる。

教師のストライキ

 四日目に入った。子どもの通う高校はきのう終日ストをやった。
 きょうはShumenとBurgasの二つの都市の教師たちが教師の「尊厳とイメージに損害を与えた」として首相と教育相に対する民事訴訟を予定しているというニュースが出た。
http://www.novinite.com/view_news.php?id=85777
 
まだ僕の知らない様々な事情があるのだろうが、教育・医療などの国民の幸福の根幹を成す領域に投資をしない限り持続可能な発展は不可能であることは自明の理である。

「夜更けのキッチン」

 casa de hiramie(http://blog.livedoor.jp/hiramie/)の「夜更けのキッチン」。
 泣かせる。

2007年9月27日木曜日

Mozilla Firefox2

 Petkoの薦めでブラウザをInternet Explorerから変更した。操作性・スピードもこちらの方が格段によいし、その思想にも共鳴できる。http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/

ホワイトチェリーのジャム

 アルトコのどちらかの、おばあちゃんかおかあさん(すみません。大混乱してます。)の手作りのジャム。うちの窓際で育ったヨーグルトとよく合います。

濡れ髪と脳膜炎

 ここには特に冬、濡れ髪のまま外出すると脳膜炎になるという話があるそうだ。
 頭部が急激に冷えることによって血行障害を招きやすいということなのだろうか。
 他の国にもこういう話はあるのだろうか。

ファイル交換

 Petkoに教わりながらmininova(http://www.mininova.org/)でのファイル交換にそろそろと足を踏み入れ始めた。こういう世界にも、或いはこういう世界だからこそ、いろいろと仁義があるようだ。それが面白い。
 さっき子どもはHarry Potterの最新作(ロシア語字幕)を楽しんでいた。いま私はPolanskiのMacbethをダウンロード中だ。
(N.B. 個人の楽しみのためのファイル交換はブルガリアでは完全に合法化されている。それも人々の運動によって法制化が実現したという。すばらしい。)

感謝デー

 私が顧問をしているフェアトレードショップLiaisonで10月から始める。よろしく。

ロルカのソネット

 aozoraさん(http://bemberski.blogspot.com/)がすばらしい詩を紹介してくれている。
 翻訳で読んでも、もちろん実にすばらしい作品だ。
 しかしやはり彼女も言うようにスペイン語で読みたくなる。

 私のこれまでの50年の人生で後悔していることは無数にあるが、その中の大きなものの一つ、それも最近特に感じていることは、若いころに外国語の勉強が足りなかったことである。
 そのせいで、私の内的世界は、救いようのないほど小さく、狭い。

Кавърма

 日本で言えば「いなか汁」(そんなものがあるとすれば、の話だが)。そのうまさには感動する。ふるさとの極東の島を思い出す。
 ユーラシアが切れ続きに繫がる一つの実体だという証拠がここにもある。

退路を断つ

 というような悲壮感は微塵もないが、日常生活用の1ヶ月定期預金口座とは別に、きょう36ヶ月定期預金口座を開いた。満期日は3年後のきょう。どう転んでも専門家の任期を過ぎている。来月以降の貯金も(より有利な口座が現れない限り)この口座で運用することになる。
 私はここに住み続ける構えを形成しつつある。住み始めてたった2ヶ月でなんと気の早い、という声も聞こえてくる。しかし、これだけは本人にしか分からない勘のようなものだ。そして、私はこれまでその勘がほとんど――と殊勝に振舞っておこう――外れたことがない。

2007年9月26日水曜日

NYTimes

 これまで有料だった一部の記事をようやく無料にした。
http://www.nytimes.com/
 
 too lateではあるが、too littleではない。

ヨーグルト

 Petkoのおばあちゃんの(だったかな。色々もらっているので分からなくなってきた)ヨーグルト。おいしいの一言。それにこれまでの僕の作り方もおそらく基本的に間違っていなかったらしいということも分かって二重にうれしい。もっとも、おばあちゃんのヨーグルトのほうが格段においしいのでこれからは種はこちらを使うことにする。

中秋の名月

 という表現に当たるものがブルガリアにもあるかという質問を寄せてくれた人がいる。
 人間というものは地球上のどこに住んでいようが基本的にはほとんど似たようなものだから、月の美しさを愛でる心性がブルガリアには存在しない、ということは原理的にありえない。しかし、さて表現としてはどうだろう。存在するのだろうか。また他の言語ではどうだろう。教えてください。

お呼ばれ

 アルトコんち。Petkoの手料理、うまいビールやワインのご馳走は言うに及ばず、とても楽しい語らいであった。子どももとても楽しんでいた。気づいたら日付が変わっていた。ごく近所だからすぐ帰れる。今度も明るい交差点までPetokoが送ってくれた。

 彼らとの語らいを僕がいつも楽しみにしているのはただ楽しいからだけではない。楽しさを求めるなら相手はほとんど誰でもよい。ここの人たちはすばらしい会話の名手たちだから。
 しかしアルトコたちのように常に前のめりに生きている若き努力家たちとの対話は、こちらにたくさんの新しい知識や視点、世界観を与えてくれるのみならず、相手に相応しい話し手になろうという想いを不断に持たせてくれる。そして更なる努力を自らに課すことができる。
 教育にも当てはまることだが、これを仮に友愛の弁証法と名づけておく。

2007年9月25日火曜日

Symposium of Mon studies at Chulalongkorn University

 10月11日から三日間開催される。関心のある方は行って下さい。あとで報告をいただけるとありがたい。
http://www.southeastasianarchaeology.com/2007/09/25/symposium-of-mon-studies-at-chulalongkorn-university/

渡日国費留学生「壮行会」

 日本大使公邸で開かれた。ブルガリアを代表する俊英14名を送り出す。
 昨年まで彼らを迎える立場にあった僕が今は送り出す側にいることに一種の感慨を覚える。
 そういえば昨年までは、意地悪く言えば、さてこの学生はどんな教師たちのもとで学んで来たのかな、という眼でまず学生を迎えていた。今は、ひとりひとりの学生たちに対して、彼らの日本での指導教員がいい教師であるようにと、心の中で祈る立場にある。
 これが傲慢な見方であることは認めるが、もちろん自分もその埒外にあるわけではない。責任をもって教育する、ということはそれほどシビアなものだということを言いたいだけだ。

 なお、パーティの際、いまは子どもと二人暮らしであることを聞いた大使夫人が手ずから子どもにお土産を下さった。感謝する。

真夜中の数学

 ああでもないこうでもないと言いながら子どもと一緒に四次式の因数分解と格闘する。
 C'est aussi la vie.(合ってる?)

Iapetus

土星の惑星イアペタスの赤道を通る山脈(提供:NASA/JPL/Space Science Institute)。どうして僕はこういう写真がこんなに好きなんだろう。 (写真クリックで拡大)

ローマ。

 ことし2760歳なんだってね。おいくつになってもその魅力が失われない。ひれ伏しちゃうね。

2007年9月24日月曜日

けやきКеяки

 「ソフィア日本語研究会」という正式名称もまだ仮称なのだが、愛称として「けやきКеяки」が提案されてきた。
 僕も木の中では最も好きな木だし、ソフィアにもたくさん「住んでいる」木だ。賛成する。
 正式名称・ブルガリア語名・愛称、いずれも第1回例会のときに正式決定するのがいいかな。

Саздърма

 要するに塩漬け肉だが、きのうアルトコのところで子どもがいただいた朝食に出たそうで、とてもおいしかった(出たものはすべてとてもおいしかったと感激していた)というので近くのスーパーで探して一番よく似ているというのを買ってきてさっき食べてみた。
 おいしいが、ちょっと違うと言う。そもそもСаздърмаではなかったのかもしれない。

2007年9月23日日曜日

Oktoberfest

 今年も大騒ぎが始まったようだ。23,4年前にDieterやEviに連れていってもらった時を思い出した。あれからも彼らには何度か会っているが、誰にとっても青春のいい思い出になっているようだ。あんな馬鹿騒ぎはもう誰もできないだろう。
 そして、これからはもう少し頻繁に、もう少しくたびれた、中年同士の付き合いになる。

存在の強度

 コミュニケーションは言葉に尽きるものではない・・・
 そばにいらっしゃるだけで皆が心強く感じる・・・
 そのようなことばに十全に耐え得るか、君という存在は。

 

Terry Pratchett

 アルトコが僕の無知に呆れてWYRD SISTERSを買ってくれる。
 こんなことばかりである。

天国と地上と

 Кирил Радевの一周忌
 彼が切り拓いた道
 あとに続く多くの人々
 たしかに天国と地上はつながっている

2007年9月22日土曜日

第18高校新年度第1週終了。

 ブルガリア語はもちろん大変そうだが、子どもはすっかりクラスになじんだようである。
 帰ってきてからも、うるさい。

ソフィア日本語研究会

 アルトコ(AlbenaとPetko)が研究会のブルガリア語名を考えてくれた。
 "Кръг за изследване на японския език - София"
 いかが?

2007年9月21日金曜日

引越し終了

 本日よりここで書きます。
 これまでのブログはhttp://demining.cocolog-nifty.com/にあります。