2007年12月12日水曜日

スランプ

 ソフィアに来て5ヶ月になろうとしている。
 実をいうと、心身ともにあまりよい状態にはない。底を打ったのかどうかもまだわからない状態なので、少し心細いというのが正直なところである。
 週を追うごとに学生たちとの関係はよくなっているような気はする。少なくとも彼らが徐々に僕に「適応」してきてくれているという感触はある。もっとも、疲れている時に限って僕は授業中に躁状態に陥ることが多いので、にぎやかな授業になっているときは実は僕の内的状態はそれほどよくないということでもあるのだが。
 ごく少数の例外を除き労働状況も順調に推移していると信じる。この疲れは○○のせいだと原因を他に求めることも可能だが、それが僕にいささかでも脅威を与えるような存在でない以上、それもただの言葉でしかなく愚痴でしかない。
 親しい人たちは当然僕の状態の悪さに敏感で、色々と気分転換のための提案ややさりげない心遣いを提供してくれていて、その友情には本当に感謝している。その点で彼らのもつ温かさは格別のものである。
 しかし、いずれにせよ、外的な原因が存在しないとすると、この疲れは僕の内的状況に起因すると結論せざるを得ない。これは一体何なのだ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

人間関係にも時々そういうよなことがよくあると思いますが、異文化(または人)と仲良くしていても、いつか「閑静な時期」になることはどうしても避けられないでしょう。
だって、一年中まったく変わらない同じ季節しかないような気候の国もつまらなくてしようがないでしょう。人や文化とのコミュニケーションも同じだと思います。人間関係も、異文化接触も同じだと思います。アップがあって、いつかきっとダウンになるので、それを恐れないで、いづれも一時期に過ぎないと確信していますが。