ブログのアップが1週間ほど滞っていた理由を書こう。
夏休みということもあり、ここのところこれまでとは少し傾向の異なった勉強をしている。
大使館の図書室から借りている丸谷才一の『新々百人一首』を手がかりに、短歌の歴史を少し齧っているのだ。
入り込んでいけばいくほど、こんな文学世界は世界でも類を見ない種類のものだろうと強く感じる。ことばの迷宮という形容がもっとも相応しい。日本語は『古事記』以来1,300年基本的には変わっていない。眩暈のするようなこのことばの世界を知らずして日本語を論じることはできないということがよく分かった。そのことは現代の「日本」に関しても聊かも変わらない。
もう時間の無駄遣いはやめ、孤独の中で、当分は日本語そのものと向き合う姿勢を維持することにする。
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