2020年3月30日月曜日

昇華

モーツァルト、ホルン協奏曲集。哀しみは美へと昇華し、いつしか天上の調べとなる。

ベートーヴェンからモーツァルトへ

10代の頃から最も愛してきたのはベートーヴェンだった。もう半世紀近くになる。ところがここ1、2年、モーツァルトを聴く時間が長くなった。どうやら私の中の何かが確実に変容してきているらしい。それが何を意味するかについて、漠然とした推量はあるが、まだ言葉にはならない。

2020年3月29日日曜日

女の両の掌が私の両頬を軽くたたく。あらあら。先生、かわいいこと言うわねえ。

2020年3月5日木曜日

川本隆史「国家の正当性――権利・自由・正義」

最近感じること

これは悲惨だと客観判断すべきなのか、或いはそのような悲惨な情況を招いた愚かさを滑稽だと断ずべきなのか、或いはそれらをひっくるめて哀れだと嘆くべきなのか。このところ、こういう風に感じることが何度かある。
しかし問題は、これがこちら側の世界の何らかの具体的な人物や事態について感じたことなのか、或いは夢の世界で感じた何かのことなのか、が記憶にないことだ。いくら思いだそうと努力してみても、どうしてもはっきりしない。夢の中でも辞典を作り続けている私は、辞典の夢以外の夢(時にそれはかなりドラマチックな長編である)のストーリーにおいても徐々に夢と現実(そもそもこの二分法が私には意味をもたなくなってきている)の境界が不分明になっていることがあるのだ。