2021年8月31日火曜日

映画「あなたへ」(2012)

高倉健と大滝秀治にとって遺作となったこの作品は日本映画黄金時代の最後の輝きともなった。

映画「Swallow」(2019)

すぐれた脚本とヘイリー・ベネットの熱演が、女性たちを力づける佳作を生んだ。

2021年8月30日月曜日

映画「Crimson Tide」(1995)

潜水艦サスペンスの伝統。観るのはこれで二度目だが、この手の作品の弱点はいくら良い作品であってもなかなかもう一度見ようという気にならないことである。

映画「The Prestige」(2006)

いつもながらの目くるめくノーラン・ワールド。

映画「Killing Them Softly」(2012)

血腥く、痺れるほど渋い批判性を持った佳作。映像・キャスティングも魅力的。

2021年8月26日木曜日

映画「I, Tonya」(2017)

母娘を演じた二人の名演のおかげで、虚飾の世界を虚飾として描こうとした演出もさらに活かされた。

映画「Underground/Подземље」(1995)

滅茶苦茶の天才クストリッツァの面目躍如。滅茶苦茶に騒いだ後のほろ苦さ、もの悲しさは確かに東欧のものだ。
ところで、中で歌われる曲にZimna wojnaで重要な役割を果たしポーランド民謡だとされるDwa serduzkaに酷似した曲があるのだが、どういうことなのだろうか。

2021年8月24日火曜日

映画「Color Out of Space」(2019)

B級ホラーだが、思想的に刺激する要素をいくつか含む一種癖のある作品に仕上がっている。

2021年8月22日日曜日

2021年8月21日土曜日

映画「1BR」(2019)

所詮はホラーなのだが、相当の批判力を秘めた作品であることは認めなくてはならない。

2021年8月20日金曜日

映画「Exit Through the Gift Shop」(2010)

「以前は誰もがアートに関わるべきだと考えていた。しかし、それは間違いだった。」(バンクシー)
処理を施されたこの声が本当にバンクシーの肉声なら、彼が単にストリートアートの領域のみならず脚本や映像の領域においても天才的力量を持つ人物だということが証明されたことになる。

2021年8月19日木曜日

映画「駅 STATION」(1981)

日本映画黄金時代の最後のきらめき。

映画「The Aviator」(2004)

様々な意味でいい作品だが中でもディカプリオの渾身の名演が印象的。

映画「Fisherman's Friends」(2019)

よくある話だが、音楽・映像・キャストの一種の心地よさが楽しめる作品。

2021年8月18日水曜日

映画「Wild Rose」(2018)

よくある話なのに、心を打つ。栄光は才能に恵まれたごく一部の人々だけのものではない。すべての人を勇気づける作品。主演のジェシー・バックリーも音楽もすばらしい。

2021年8月16日月曜日

映画「First Reformed」(2017)

キリスト教や信仰という問題を内在化している文化であるかそうでない文化であるかという点がアメリカと日本での評価におけるこれほどのの差に結びついているのであろう。イーサン・ホークの名演には脱帽するが、私もまた日本人である。主人公が自爆テロに走ろうとする点や鉄条網で体をぐるぐる巻きにするところ、最後の場面でに女性と結ばれるところなど、大いに違和感が残る。

映画「Girl」(2018)

この作品の持つ計り知れぬパワーと、また主としてトランスジェンダーの人びとから沸き上がった激烈な批判の双方が、まだまだ死んではいないヨーロッパの底力を感じさせる。

2021年8月11日水曜日

映画「Cloud Atlas」(2012)

二度目の観賞。原作もすばらしいのだろう、そのスケールには敬服する。再見の価値あり。

映画「Little Joe」(2019)

怖い怖い。これは怖い映画だ。
2021.12.20.二度目の観賞。雅楽を基調とした穏やかな音楽が流れる中、かわいらしい花を咲かせ魅惑的な香りを放つ植物。これら活動性・積極性・攻撃性を一見欠いたものが、その花粉の吸入により「我々」の中に侵入して来る。一見無害なものがその裏に隠し持つ毒性。作品中唯一その感染とは無縁であった外部者である父親(映画の中で父はいつも屋外にいる。)も、感染した息子とこれから同居することにより遠からず侵入を受けるだろう。「我々」西洋の中に侵入してくる東洋。これは決してうがちすぎではあるまい。つくりの稚拙さと併せて考えれば、この作品をこれ以上検討する意義はなさそうだ。

2021年8月10日火曜日

久生十蘭(1902-1957)「淪落の皇女の覚書」

Agora日本語読解辞典』において、久生十蘭(1902-1957)「淪落の皇女の覚書冒頭部解析完了。

映画「Le Chant du loup/The Wolf's Call」(2019)

本格的な潜水艦サスペンス。但しドラマとしてはいま一つ。

映画「The Client」(1994)

演出・キャスティングの妙によって、時代を超える作品となった。

映画「 La vie d'Adele : Chapitres 1 et 2/Blue Is the Warmest Colour」(2013)

力強さとメッセージに満ちたとてもいい作品。

2021年8月9日月曜日

映画「Le pacte des loups」(2001)

様々な要素がふんだんに盛り込まれ、又場面の一つ一つに魅力的なものも多いのだが、全体的に論理的統一感に欠ける。これもフランス的というのだろうか。

2021年8月8日日曜日

映画「La lengua del sol」(2017)

テーマの新奇性は買うが、いかんせん掘り下げ方が浅い。

2021年8月6日金曜日

映画「Au revoir les enfants」(1987)

長年観たいと思っていてやっと観ることの出来たルイ・マルの自伝的作品。美しく静かで力強いタッチは永遠の名作と呼ぶにふさわしい。

2021年8月1日日曜日

映画「The King's Speech」(2010)

イギリスらしさに溢れた重厚な名作。多くの人びとを勇気づけたことだろう。
2022.03.27.二度目の観賞。「Because I have a right to be heard! I have a voice!」「声」をめぐる名作。