2017年12月14日木曜日

働かむ早逝の血に抗ひて
生きている永遠の嘘聞きたくて
遠つ国の朝べろあゐの一文字
人逝きて遠(と)つ国に今日も言編むる

2017年12月13日水曜日

動かずて我未だ旅の途中なる
生き延ぶと覚悟せし空は血の色す

2017年12月12日火曜日

ひと逝きて後に会ふべき数に入る

2017年12月10日日曜日

粉雪の舞(ひ)夜を白く染めにけり

2017年12月7日木曜日

見出(みいだ)せるものまた数多(あまた)森の午後(ひる)
長長き戦(いくさ)終はりて小春かな

2017年12月6日水曜日

先生と呼ばれぬ時代(とき)の始まりき

2017年12月5日火曜日

坂道を駆け上りてのち終はりけり

2017年12月3日日曜日

真《まこと》とはロートレックの無常なり

2017年12月1日金曜日

捨つるのは犬に喰はるる自由なり

2017年11月30日木曜日

渇愛を拭ひ去るとは雪の森

2017年11月28日火曜日

人倒る我動かずて霜降月

2017年11月27日月曜日

積雪に電飾寂し年果つる

2017年11月26日日曜日

落ち葉道凍つる森にも生命(いのち)満つ

2017年11月24日金曜日

氷江も下は流れり時のごと

2017年11月21日火曜日

森に雪我一人なり一人ならず

2017年11月13日月曜日

落葉《らくえふ》に踏み惑ひけり森の径《みち》

2017年11月9日木曜日

Agora Sofia日本語辞典』の見出し項目数が29万を超えた。

2017年9月23日土曜日

Agora Sofia日本語辞典』の見出し項目数が28万を超えた。

2017年8月6日日曜日

 大学というところには「鬼」がいる。
 それは「学問の鬼」「研究の鬼」というやつである。大学人のうちの、おそらく0.1%程度の割合で、彼らは現実に存在する。
 彼らは、文字通り24時間学問研究に没頭している。研究室でも、講義中でも、会議中でも、通勤途中でも、食事中でも、睡眠中でさえも、学問のことばかり考えている。彼らの中には、自分が納税者から、あるいは何らかの組織から給与をもらって仕事をしているという意識さえ持たぬ者もいる。よって、そういう彼らは公務員・組織の一員・教員・社会人・家庭人などというアイデンティティさえ持たぬ。結果として、往々にして「人の道に外れた」行為をしでかすことになる。要するに、この世ならぬ者である。「世間」に生きる「ひと」ではない。そういう意味で「鬼」なのである。
 しかし、その「鬼」の中から、時に人間業とは思えない仕事をするやつが出てくる。大学が学問の府である以上、大学はそういう生き物を「飼う」ところでもなければならない。学問という檻の中に閉じ込めて「ひと」の世界に一切出さぬよう用心してでも、大学には「鬼」を飼い続ける義務がある。私はそういうことをずっと言ってきたし、どこかにも書いたこともある。それは、「ひと」としては軽蔑していても「鬼」としては畏怖し続けた少数の先輩たちを擁護しているつもりであった。
 「ひと」でいられなくなり「鬼」になるのか、そもそも「鬼」だから「ひと」でいられないのか。それはわからない。しかし、今は、他人ごととしてではなく、こう思う。「飼う」必要も「擁護」する必要もないかもしれないが、何としても「鬼」は学問内に、異界に、閉じ込めておかねばならない。間違っても学問の外に「鬼」を放ってはならない。「世間」に出してはいけない。「ひと」と接触させてはならない。

2017年8月2日水曜日

夏ソフィア我にも魔の血流れ居り

2017年8月1日火曜日

Agora Sofia日本語辞典』の見出し項目数が6月21日に27万を超えた。
嗚咽とふ言葉の意味を知り初めき

2017年3月12日日曜日

使者のごと春告ぐる雪のあたたかさ

2017年2月13日月曜日

還暦や零下十度に春日見ゆ

2017年2月9日木曜日

Agora Sofia日本語辞典の見出し項目数が260,000を超えた。

2016年12月30日金曜日

還暦を前に我が内に外《と》に霜の声

2016年11月17日木曜日

唯独り枯野に我と大満月

2016年10月9日日曜日

Agora Sofia日本語辞典』の見出し項目数が25万を超えた。

2016年7月1日金曜日

2016年3月28日月曜日

十字路に時とまりけり月赤く

2016年3月21日月曜日

Agora Sofia日本語辞典」の見出し項目数が23万を超えた。

2016年3月15日火曜日

タオル干す手も止まりたり凍て返る

2016年2月29日月曜日

二月逝くいくさ早くも始まりて

2016年1月11日月曜日

教室に淑気満ちたるソフィアかな

2016年1月1日金曜日

元旦や茜色なる窓凍る

2015年12月30日水曜日

初雪は空に紛れて舞ひ上り

2015年12月24日木曜日

埋火のごとリヒテルのノクターン

2015年12月15日火曜日

Agora Sofia日本語辞典」のエントリー数が22万を通過した。

2015年11月20日金曜日

『日本語文型辞典』の英語版が出た。これで、7か国語版が揃ったことになる。翻訳者のみなさんに感謝するとともに、20年になろうという長きにわたってここまで愛読してくださっている読者のみなさんに感謝したいと思う。
なお、Agoraでもまもなく販売予約受付が始まる。
まことにありがたいことである。さらに精進したい。

2015年11月9日月曜日

いづこへか枯葉も我も走るなり

2015年11月4日水曜日

身体もまた自然なり冬支度

2015年9月17日木曜日

ヴェランダの一服さえも芋嵐

2015年8月8日土曜日

身体の熱残しつつ今朝の秋

2015年5月25日月曜日

証すごと緑雨の中に球を追ふ

2015年5月18日月曜日

Agora Sofia​日本語辞典」の見出し項目数が20万を超えた。

2015年5月12日火曜日

半月に吼ゆる時代も過ぎにけり

2015年4月19日日曜日

春興やまた新しきスニーカー

2015年3月30日月曜日

遅刻者に共犯の笑み夏時間

2015年3月10日火曜日

春の雪降りにも降れば春ならず

2015年2月21日土曜日

「今…テイル」の作例に幸があり

2015年2月2日月曜日

甘え猫膝より降りて冬終わる

2015年1月26日月曜日

Agora Sofia日本語辞典」の見出し項目数が19万に達した。

2015年1月8日木曜日

巻雲のただ紫に朝焼くる

2015年1月6日火曜日

寒の入り街の歌姫に足を止む

2015年1月3日土曜日

雪道にバッハの高く晴上がる

2015年1月2日金曜日

厳寒もまためでたしと初寝覚め

2015年1月1日木曜日

年立てり雪道に伸ぶ影法師

2014年12月28日日曜日

雪嶺を朝焼けの血に染めにける

2014年12月25日木曜日

猫聖夜骨とおもちゃのプレゼント

2014年12月24日水曜日

幸ひは朝に紛ふる夕目覚め

2014年12月23日火曜日

焼き海苔は大好物よソフィア猫

2014年12月19日金曜日

生きませうあなたの分も残り鷺

2014年12月14日日曜日

義士の日や希臘蜜柑を喰らひつつ

2014年12月9日火曜日

空裂きて枯木の一つ時を待つ

2014年12月6日土曜日

今日もまた猫と分け合ふ冬日向

2014年12月4日木曜日

バルカンに咲いてもみせう冬桜

2014年12月3日水曜日

時雨忌やリヒテルのショパンで仕事する

2014年12月1日月曜日

祖国とふ言葉の未だ無縁なる

2014年11月24日月曜日

本気かい十年早いと枯蟷螂

2014年11月19日水曜日

いつ見しや飛鳥の里の木守柿

2014年11月18日火曜日

いとあをし踏まれつゞくる冬の草

2014年11月15日土曜日

六十路前痛みも善しと球を追う
試合の日猫踏んじゃった蒲団干す

2014年11月14日金曜日

冬はじめ歓びも哀しみもパヴァロッティ
街灯に夜雨もやさし小六月

2014年11月10日月曜日

欄干に落葉ひとつ跨線橋

2014年11月9日日曜日

望月を流るる雲間見てありく

2014年11月8日土曜日

かんと言ふごと立冬に月冴ゆる

2014年11月6日木曜日

吐く息の霧に紛ふて秋深し

2014年11月4日火曜日

聞き分けの悪い子猫と夜寒哉
はつゆきは希臘の火酒をぬくめ酒

2014年11月3日月曜日

何処より香るや古都の土瓶蒸
はらわたを男結びに冬を待つ

2014年11月1日土曜日

古狼ひとつ木の実時雨を駆抜けり

2014年10月28日火曜日

作品のようなもの3点

朝焼けにソフィアの秋の深まれる
初雪や足もと見つつ旅続く
初雪はめでたいものよブルガリア

2014年10月21日火曜日

Agora Sofia日本語辞典」の見出し項目数が18万に到達した。

2014年8月18日月曜日

第1作『太宰治短編集』に続き、Agora Sofia日本語翻訳シリーズ第2作森鷗外作、アゴラ・ソフィア監修、ニノ・カロヤノフ訳『阿部一族』を発行した。
Втората книга от поредицата „АГОРСКИ КНИГИ” за превод на японска литература  вече излезе от печат. Това е „РОДЪТ АБЕ” под редакцията на АГОРА СОФИЯ и в превод на Нино КАЛОЯНОВ.
Родът Абе
Може да я намерите в офиса на АГОРА, както и първата книга от поредицата – „Провалът на човека и други произведения” от автора Дадзай Осаму. Броят на книгите е ограничен. Побързайте!
Цена:
„Провалът на човека и други произведения” – 15лв
„РОДЪТ АБЕ” – 5лв
При интерес и желание да закупите книга може да се свържете с нас на:
Тел. : 0884 526 419

2014年7月8日火曜日

Agora Sofia日本語辞典」の見出し項目数が17万を超えた。

2014年4月20日日曜日

ブログに報告しなくなって久しいが、「Agora Sofia日本語辞典」の項目数が16万を超えた。

2014年2月16日日曜日

一句

擦り切れり父の形見のズボン下

2013年3月26日火曜日

自害の夢

 自害の夢を見た。記憶にある限り初めてのことだと思う。  切腹後も介抱して何とか私を蘇生させようと考えている人々の存在を知る私は、腹を掻き切った後はらわたを掴み出し刀を持たぬ方の左手でそれを握り潰し回復の可能性を自ら断った。  実はその夢の続きにおいて私はその後の顛末を見届けるつもりであったのだが、絶命してしまったことで夢を見続けることができなくなり、目が覚めてしまった。  夢の中で死んでしまうと夢から追い出されてしまうのである。新しい発見だった。

2011年9月25日日曜日

思う存分生きて下さい

紀の国の
下寿の母より初めての
拙きメール
おもうぞんぶん
いきてください

2011年9月21日水曜日

四年

タクシーの
ヘイ、ミスターと
呼ぶ声の
止みし頃より
我もまた
いつしかバスに
居眠り始めき

2011年9月7日水曜日

オンライン辞典

オンライン辞典の見出し項目数が80,000に到達。これで目標の4%。

旅人

市電停
話しかけ来し旅人の
ことばはどこか我に似たりき