2009年6月14日日曜日

Kafka, Das Schloss

 FriedaとKとのやり取り。これは対話ではない。私は日本で暮らしていた頃、これとそっくりの、ことばが螺旋状に墜ちてゆくような悪夢をたびたび見ていた。
 現在の私の悪夢は少し違う種類のものだ。激しく言い争っている夢だ。興奮してそれで目が覚める。しかし私にはこの悪夢のほうが前者の悪夢よりはましである。
 その違いの根拠は今のところ一つしか思いつかない。ここでは私と世界とは相互に徹底的に他者であるという事実だ。

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