「コミュニケーションを行うことは、旅をし、翻訳を行い、交換を行うことである。つまり、<他者>の場所へ移行することであり、秩序破壊的というより横断的である異説(異本)として<他者>の言葉を引受けることであり、担保によって保証された品物をお互いに取引きすることである。ここにはヘルメス、すなわち道路と四つ辻の神、メッセージと商人の神がいる。」(ミシェル・セール『ヘルメスⅠ コミュニケーション』)
この「担保」というものが時には「生命」であったり「人生」であったりする。それが「交通」ということの計り知れぬ重要性であり、計り知れぬ恐ろしさである。
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