昨日、3年間のソフィア大学日本専攻での授業をすべて終了した。
最終日のクラスは二つ。一つは、担任教師でないにもかかわらず受講を希望してくれた1年生諸君との最初で最後の特別授業。もう一つは、同期で「入学」し、ずっと変わることのない友情を育んでくれた3年生諸君とのお別れ授業。教材は、1年生は茨木のり子の詩「六月」、3年生は映画「鉄道員《ぽっぽや》」のフィナーレ。時間割としても教材としても、私の最終授業日にふさわしい日となった。
もちろん、きのうは授業はなかったが、1年だけのお付き合いだったが心根の優しい学生ばかりだった2年生や、3年生と同じく私が3年間共に学んだしっかり者の4年生たちとの友情も忘れがたい、かけがえのないものであることは言うまでもない。
また、私の53年の人生でもある意味では最もしんどい3年間であった日々を共に闘ってくれた仲間たちへの感謝も忘れてはならない。
教育・研究が真理との闘いであるとすれば、人生は逆境との闘いである。
授業は終わった。しかし、戦友たちとの友情が終わることはない。
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