Smile and Smile: Turkey's Feel-Good Foreign Policy
洒落としては面白いし、読みながら私も何度か笑わせてもらったのだが、それがこと文化論や国際政治学の話に短絡的に結びついていくにつれて鼻白まざるを得なかった。
文化間の相違は厳然としてあるし、それが滑稽な失敗や大小の悲劇を毎日生んでいることは、異文化の中に暮らす私にもよく分かる。しかし、客観的に双方の視点から平等に観るという文化人類学的な素振りを見せつつも、結局は「他者」をどうしようもなく自文化中心主義的なまなざしで見つめる、という「いつか来た道」に収斂してゆくのだとすれば、それは滑稽だし、さらにははた迷惑である。強い自戒を込めて、そう思う。
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