2019年5月28日火曜日

Mozart: Rational revolutionary

紙の論文ではこうは行かない。静的な文章の中に時間軸を組み込むこういう書き方が可能になったという意味で音楽は論文のオンライン化の恩恵を最も受けた分野の一つであろう。

Mozart: Rational revolutionary

2019年5月26日日曜日

三代目三遊亭金馬「犬」

Agora日本語読解辞典』において、三代目三遊亭金馬冒頭部分析完了。

三教戦

自身もチームも散々な成績だった。
しかし、軽い熱中症になった選手も出る猛暑の中、走り、投げ、打ち、大声を出し続ける爽快さは何物にも代えがたい。すばらしいチームメイトたちとの本当に楽しい一日だった。
フィジカルな面で大きく衰えたという自覚はまだない。問題は練習量だ。これを自分の最後の試合にはしたくない。

2019年5月24日金曜日

2019年5月19日日曜日

モラヴィア作、米川良夫訳「浪費家」

Agora日本語読解辞典』において、モラヴィア作、米川良夫訳「浪費家冒頭部分析完了。

井上尚弥

WBSS準決勝。事実上の決勝戦。2回レフェリーストップ。ドリームマッチと言われた試合がこれだ。7、8年前にどこかに書いた通り、まだ当分彼に勝てそうな者は現れない。もうこれでいくつめのタイトルだろう。バンタムにも敵はいなくなった。彼の接戦らしい接戦を見るためにも、彼のモティヴェーションを維持するためにも、また試合相手を見つける(挑戦しようとする者がどんどん減っている)ためにも、これからも井上は階級を上げ続けるしかないだろう。
誰よりも才能に恵まれた者が、誰よりも努力する。結果は自ずと明らかである。
勝つか負けるかよりも、どのように勝つか、どこまで勝ち続けるか、そして最後には、いつリングに沈む日が来るのかに注目が集まる怪物。軽量級におけるモハメド・アリが日本から生まれようとしている。
https://www.youtube.com/watch?v=ykaq2TkISVg

2019年5月16日木曜日

モラヴィア作、米川良夫訳「完全犯罪」

Agora日本語読解辞典』において、モラヴィア作、米川良夫訳「完全犯罪冒頭部分析完了。

筋肉痛

3回目の練習。これまでの2回の練習から来る腕の痛みで今日は思い切り1塁まで送球するのに苦労した。筋トレはやっていたつもりだが、やはり実際にボールを投げてみると、使う筋肉が違うのだ。三塁手としてのカンは戻ってきているが、しかし13年のブランクがこのあたりに出る。試合は来週末。今後は消炎剤を用い腕と肩を大事にしながらの練習になる。
しかしそれにしても、大声を出し、走り、球を追い、投げる。やはり野球は楽しい。

葉山嘉樹「井戸の底に埃の溜つた話」

2019年5月13日月曜日

職員野球部

2回目の練習。野球は12年半ぶりで、前回練習ではポロポロやり、これからどうなることかと自分でも危ぶんだが、今日は古巣のサード、かなりカンも戻ってきた感がある。25日の試合で使ってもらえるかどうか、今後の出来次第というところか。

2019年5月12日日曜日

湯の上に半月のまた踊りける

式を控えた娘との家族旅行。
「湯の上に半月《はんげつ》のまた踊りける」

ショパン

ルーヴル。
ドラクロワの描くショパン。それはリヒテルの弾くショパンだ。
一見華やかに見える表層の下に永久凍土のように横たわるスラブの哀しみ。

2019年5月10日金曜日

古巣

職員野球部の練習のために12年ぶりに前任大学に行った。みなが言うほどキャンパス自体は変わったとは思えないが、なんといっても違うのはこちらの心持である。かつて自分の家のように愛したこの大学の中に、いまは半分よそ者として立っているという感覚。これはなかなか得難い経験である。白髪のじじいを場違いの者として眺めながらすれ違う学生たちはともかく、教員も職員も野球部員も半分あるいはそれ以上は私を知らない人々だ。誰かとすれ違うたびにこの人が旧知の人なのか否かを確かめながら歩くのに少し疲れた。知っている人なら無視することになってしまうからだ。
しかし、まったく変わらないものがある。それはこの大学のもつ独特の温かさである。人も木々(新緑の季節でもあり、また12年の歳月でみんな成長している)も人の心を穏かにするような風土を持っている。これはこの大学のもつ最大の長所であり、私がこの大学を愛する最大の理由である。それが変わらずにいてくれたことがうれしかった。
こいつ誰だという視線や生協食堂で毎回組合員証の提示を求められる(大学生協には再加入した)新鮮な経験を繰り返しながら、これからしばらくこの古巣に通うことになる。

2019年5月7日火曜日

Jacques-Louis DAVID

今回のパリでは、古代ギリシャ以前から20世紀まで数千点の美術作品を見た。今回の私の主要目的は西洋絵画における遠近法の歴史を確認することだったのだが、それにとどまらず旧知のものとの再会(そしてその中でも数多くの新しい気づき)から全く新しい発見まで、非常に意義深い滞在だった。
その中でも、特筆すべき新発見の一つはダヴィッドのMadame Charles-Louis Trudaineであった。新古典主義の巨頭としてのダヴィッドとは一線を画したこの描き方により、彼は哀しみ、苦悩、諦念、そして何よりも誇り高き一人の女性像を描き出した。18世紀終わりに描かれたこの作品は既に20世紀人を描くことに成功している。

モラヴィア作、米川良夫訳「暑さの悪戯《いたずら》」

Agora日本語読解辞典』において、モラヴィア作、米川良夫訳「暑さの悪戯《いたずら》」冒頭部分析完了。

2019年5月6日月曜日

一飛びで蛙鳴く夜に戻りけり

パリから戻る。
「一飛びで蛙《かはづ》鳴く夜に戻りけり」

2019年5月2日木曜日

黒塊のマロニエの赤に乗りかかる

焼けたノートルダム寺院を満開のマロニエの下から眺む。
「黒塊《こくかい》のマロニエの赤に乗りかかる」