2010年4月16日金曜日

電子書籍

Some Thoughts About E-Reading
 そうだろう。テクストはテクストだ。紙の書籍だろうが電子書籍だろうが、中身だけを問題にする分には両者に変わりはない。しかし、その「中身」というものを「メッセージの内容」という狭義から、彼の言うような広義の意味に拡大して行けば行くほど、問題は変容してくる。
 電子書籍は、本はこれからどうなっていくのだろうか、という程度の問題ではない。読書をする我々が、人間として、どう変容していくのか、という実存的な問題である。

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