2018年10月5日金曜日

「路上の霊魂」村田実(1921)

小山内薫の製作総指揮。当時の日本の演劇・映画界の意気込みを垣間見ることのできる野心作。カメラのすばらしさに加え、内容的にもグリフィスの「イントレランス」の影響さえ感じる深さを持つ。当時の大衆にはさっぱり理解されなかっただろうし、現在でもそうだろう。インテリだけの世界だと批判されようと何だろうと当時の演劇・映画人たちのレヴェルの高さを感じる。日本映画の宝と呼べる作品。

「路上の霊魂」

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