2009年5月12日火曜日

『砂の女』

 勅使河原宏監督1964年作品。原作者安部公房自身による脚本。極めて水準の高い作品に仕上がっている。武満徹の音楽もすばらしいの一言。
 今見れば特に難解な作品だとは思わないが、原作にしてもこの映画化作品にしても四十数年前には「事件」だった。カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞したのも頷ける。

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