2008年12月19日金曜日

 今日は、生きていれば父の81歳の誕生日であった。
 最近父の夢をよく見る。まさか私にもお迎えが近づいているとは思いたくはないが、夢の中では彼は、半身不随で言葉もままならぬ状態になる前の、元気な姿でよくしゃべっている。
 私には如何ともし難く父に似た部分がある。それはそれで致し方ないとして、どうしてもあのようには生きたくないと思った部分で、かつ努力によって克服できるのはないかと思えるところとがあった。若い頃の私はそこを乗り越えようと苦闘した。
 私が曲がりなりにもいま何とか生きているのは、その父の負の部分のおかけでもあると言える。

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