2008年10月18日土曜日

国連非常任理事国

 Turkey, Austria and Japan gain at UN
 今回の選挙結果を受けた国別の当選回数は下記の通り。(Wikipediaによる)
年 国
20 日本
18 ブラジル
16 アルゼンチン
12 インド、カナダ、コロンビア、パキスタン、イタリア
10 ベルギー、パナマ
9 オランダ、ポーランド
8 オーストラリア、スペイン、チリ、デンマーク、ドイツ(西ドイツを含む)、ノルウェー、ベネズエラ、ペルー
7 エジプト、ユーゴスラビア、ルーマニア、メキシコ、トルコ
6 アルジェリア、インドネシア、ウクライナ、エクアドル、ガーナ、キューバ、ザンビア、シリア、スウェーデン、チュニジア、ナイジェリア、ブルガリア、コスタリカ、オーストリア
5 アイルランド、コスタリカ、ニュージーランド、マレーシア、ウガンダ
4 イラク、エチオピア、ガイアナ、ガボン、カメルーン、ギニア、ギリシア、ケニア、コートジボワール、コンゴ共和国、ザイール、ジャマイカ、ジンバブエ、セネガル、タンザニア、ニカラグア、ネパール、ハンガリー、バングラデシュ、フィンランド、ベナン、ボリビア、ポルトガル、マリ、モーリタニア、モロッコ、ヨルダン
3 チェコスロバキア、ブルキナファソ、リビア
2 アラブ首長国連邦、アラブ連合共和国、アンゴラ、イエメン、イラン、ウルグアイ、オーマン、カタール、カボベルデ、ガンビア、ギニアビサオ、クウェート、シエラレオネ、ジブチ、シンガポール、スーダン、スリランカ、スロバキア、スロベニア、ソマリア、タイ、大韓民国、チェコ共和国、トーゴ、トリニダード・トバゴ、ナミビア、ニジェール、バーレーン、パラグアイ、東ドイツ、ブルンジ、ベラルーシ、ボツワナ、ホンジュラス、マダガスカル、マルタ、南アフリカ共和国、モーリシャス、ルワンダ、レバノン
1 クロアチア、ベトナム、リベリア

 すぐに目に付くのは、アジア枠で日本が選ばれることが多すぎることや、中南米枠の2ヶ国、東欧枠の1ヶ国は多すぎる、というようなことである。また、地域枠だけでなく経済的階層別の枠も設けたほうがいい。
 もちろん最大の問題が拒否権を持つ五つの常任理事国(60年以上も前の第2次世界大戦の「戦勝国」)に与えられる権力が大きすぎるという点にあることは言うまでもない。そのうちの約半数は自分の力がいまだにその権力に追いついていないと言われても仕方のない国々である。
 国連が真に人類全体のガヴァナンスに大きな力を発揮できるように生まれ変わるのはまだまだ先である。

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