2018年9月18日火曜日

「名刀美女丸」溝口健二(1945)

出来不出来の落差のはげしい溝口のなかでも最悪の部類に入る作品。敗色濃厚の戦争末期という事情はあるにせよ、およそ芸術的なところが認められない。それをすべてわかっていてそれでも作ってしまうところが溝口らしいといえば溝口らしい。僅かに三木のカメラと山田の存在感が救い。

「名刀美女丸」

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