2008年8月6日水曜日

Daniel Barenboim

 最近Mezzoで聴くことが多い。今もベートーヴェンのソナタを演奏していた。
 僕がクラシックを聴き始めた30年以上前の頃は颯爽としたお兄ちゃんという感じだったが、年齢と共に深みを増し、今や押しも押されぬ巨匠である。先ほどのベートーヴェンにしても、これだけの精神性を湛えた演奏ができるのはいま彼だけではないだろうか。
 いま彼は最後の輝きを放ちながら、激動の人生の締めくくりの段階に入ろうとしているかのようだ。

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