2008年1月24日木曜日

龍之介「カルメン」

 この作品に出てくる「イイナ・ブルスカアヤ」はロシア・グランドオペラの花形だったというIna Burskayaのことであろう。少なくとも二度は訪日して、「カルメン」を一度は演じている。
 作品中では、彼女を追いかけて東京までやってきたロシアの侯爵が、彼女が既にアメリカ人実業家の「世話」になっていることを知り、ホテルで首を
縊る。
 虚実の境界はどこにあるのだろう。

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