Mezzoでベルリン・フィルの2007年ジルベスター・コンサートを聴く。
寸分のスキもない「特別な」音楽を創り上げていることに驚く。ラトルのベルリン行きの時から大きな期待はあったが、まさかこのような高みにまで到達していたとは。それぞれが出会うことによってさらに輝きを増したラトルとベルリン・フィルとの間の相思相愛は本物である。
鑑賞する者に全身で「生きる喜び」を感じさせる芸術というものはそうそうあるものではないのだ。
指揮者としてこれからますます円熟していくであろうラトルと手を携え、既にこれまでも「特別」であったベルリン・フィルは、さらに格段の進化を遂げ、世界の他のどのオケとも比較することが意味を失うまでに、本当に「特別な」オーケストラになってゆくのかもしれない。
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