「さて落ち着きはらつて、すばしこく、天からこの世へ、
この世から地獄へと事件を運ばせてお貰ひ申しませう。」
この瑞々しさはどうだろう。鷗外はまことの偉人である。
2008年1月27日日曜日
2008年1月26日土曜日
For what else can any of us do?
Stef Penney, "The Tenderness of Wolves"
比較的平易な英語で書かれていて、なかなかに読ませる。僕にしては一気に読んだ部類だろう。僕の英語のレヴェルにはありがたかった。
このようなレヴェルの読書経験を積み重ねていけばもう少し日常的な英語も使えるようになるのかもしれない。しかし、一方で僕の内面は内容的にかなりの手ごたえのある作品を要求し、その種の作品はたいてい英語が難しく、すぐに放り出したくなる。
なかなかうまく行かないものだ。
比較的平易な英語で書かれていて、なかなかに読ませる。僕にしては一気に読んだ部類だろう。僕の英語のレヴェルにはありがたかった。
このようなレヴェルの読書経験を積み重ねていけばもう少し日常的な英語も使えるようになるのかもしれない。しかし、一方で僕の内面は内容的にかなりの手ごたえのある作品を要求し、その種の作品はたいてい英語が難しく、すぐに放り出したくなる。
なかなかうまく行かないものだ。
個別宗教の属性とその間の関係
キリスト教文化圏のジャーナリストたちがチベット仏教やヒンドゥーの宗教指導者の前で合掌して「祝福」を受けている映像はよく見る。
しかしその彼らがイスラム教指導者から祝福を受けている映像は見た記憶がない。どなたかそういう映像をご存知なら教えてほしい。
問題はそれだけではない。
イスラム教指導者から祝福を受ける「異教徒」、ユダヤ教指導者から祝福を受ける「異教徒」、キリスト教指導者から祝福を受ける「異教徒」、等々。そういう場面は圧倒的に少ないのではないかと思う。
なぜか。そこにも「宗教」を考える一つの鍵がある。
しかしその彼らがイスラム教指導者から祝福を受けている映像は見た記憶がない。どなたかそういう映像をご存知なら教えてほしい。
問題はそれだけではない。
イスラム教指導者から祝福を受ける「異教徒」、ユダヤ教指導者から祝福を受ける「異教徒」、キリスト教指導者から祝福を受ける「異教徒」、等々。そういう場面は圧倒的に少ないのではないかと思う。
なぜか。そこにも「宗教」を考える一つの鍵がある。
隠者鍋
以前からこのブログを読んでくださっている方はKOMATO Soupをご存知であろう。
絶品スープとして好評を得てきた同スープであったが、2,3ヶ月前、ふと、厳冬に備え栄養価も高めようと、鶏のレヴァーを入れることを思いついた。
近所の店で一番安かった1キロの冷凍ものを買った。当然カチンコチンに凍っているので、分割するのがめんどくさくて全部鍋に入れた。
その日からなぜかこのスープは誰にも食べてもらえなくなった。私を除いて。
ところが、である。きょう、これも思いついて、きょうの分を小鍋にとって、снрене(白チーズ)をひとかけら溶かし入れた。
すると、なんと、再び絶品スープとなった。まさに魔法である。
既に数ヶ月、実に様々なもの(詳細は書かないほうがよいだろう)を溶かし込み、煮込まれてきたこのスープを、本日「隠者鍋」(断じて魔女鍋ではない、念のため)と命名する。
絶品スープとして好評を得てきた同スープであったが、2,3ヶ月前、ふと、厳冬に備え栄養価も高めようと、鶏のレヴァーを入れることを思いついた。
近所の店で一番安かった1キロの冷凍ものを買った。当然カチンコチンに凍っているので、分割するのがめんどくさくて全部鍋に入れた。
その日からなぜかこのスープは誰にも食べてもらえなくなった。私を除いて。
ところが、である。きょう、これも思いついて、きょうの分を小鍋にとって、снрене(白チーズ)をひとかけら溶かし入れた。
すると、なんと、再び絶品スープとなった。まさに魔法である。
既に数ヶ月、実に様々なもの(詳細は書かないほうがよいだろう)を溶かし込み、煮込まれてきたこのスープを、本日「隠者鍋」(断じて魔女鍋ではない、念のため)と命名する。
株式会社大学
「株式会社大学 きちんと教育をしているのか」(読売新聞社説)
まともな大学人は、この動きが始まろうとしていた頃からずっと危惧・反対してきた。何をいまさら、と感じる人も多かろう。
大学というものには、このグローバリゼーションの時代に最低限の経営感覚さえ持ち合わせない時代遅れの「センセー」も要らないが、教育研究をビジネスの観点からしか考えられない「マネージャー」も要らない。それはスタッフだろうが教員だろうが同じことである。
まともな大学人は、この動きが始まろうとしていた頃からずっと危惧・反対してきた。何をいまさら、と感じる人も多かろう。
大学というものには、このグローバリゼーションの時代に最低限の経営感覚さえ持ち合わせない時代遅れの「センセー」も要らないが、教育研究をビジネスの観点からしか考えられない「マネージャー」も要らない。それはスタッフだろうが教員だろうが同じことである。
2008年1月25日金曜日
They’re quite nice really.
"We're quite nice really"
イギリスの人々の「成熟」を感じる。オリジナルの”British Social Attitudes: the 24th Report"を買おうかと思ったが、£50。やめた。
イギリスの人々の「成熟」を感じる。オリジナルの”British Social Attitudes: the 24th Report"を買おうかと思ったが、£50。やめた。
ローマの伝統
2008年1月24日木曜日
龍之介「カルメン」
この作品に出てくる「イイナ・ブルスカアヤ」はロシア・グランドオペラの花形だったというIna Burskayaのことであろう。少なくとも二度は訪日して、「カルメン」を一度は演じている。
作品中では、彼女を追いかけて東京までやってきたロシアの侯爵が、彼女が既にアメリカ人実業家の「世話」になっていることを知り、ホテルで首を縊る。
虚実の境界はどこにあるのだろう。
作品中では、彼女を追いかけて東京までやってきたロシアの侯爵が、彼女が既にアメリカ人実業家の「世話」になっていることを知り、ホテルで首を縊る。
虚実の境界はどこにあるのだろう。
2008年1月23日水曜日
Joseph E. Stiglitz
現在世界が持つ数少ない「まっとうな学者」の一人である。
"How to Stop the Downturn"
「まっとうな学者」というのは、専門知識がない素人にも、なるほど言われてみればその通りだな、と納得させ、凡百の「専門家」たちのお喋りの世界から解放し、新しい世界観を与えてくれる学者のことだ。
しかし最大の問題は、いつの時代も、どこにおいても、他ならぬ権力者たちに限って、そのまっとうな学者たちを理解する能力がほとんど備わっていないことである。
"How to Stop the Downturn"
「まっとうな学者」というのは、専門知識がない素人にも、なるほど言われてみればその通りだな、と納得させ、凡百の「専門家」たちのお喋りの世界から解放し、新しい世界観を与えてくれる学者のことだ。
しかし最大の問題は、いつの時代も、どこにおいても、他ならぬ権力者たちに限って、そのまっとうな学者たちを理解する能力がほとんど備わっていないことである。
2008年1月22日火曜日
夢
客がいる時は僕はソファで寝るのだが、その僕の横で勉強している子どもによれば、最近僕は寝ている時ニコニコ笑うことが多いそうだ。時には声を上げて笑うという。それも毎晩。
そういう楽しそうな夢に限って、覚えていない。
そういう楽しそうな夢に限って、覚えていない。
2008年1月21日月曜日
鷗外「うたかたの記」
他人の褌で相撲をとるばかりか権力に阿り金儲けに走る、大学人にあるまじき見下げはてた誰かさんに教えてもらわずとも、日本語の音の美しさは、このような良い作品を朗読してみれば誰にでもすぐ分かる。
本当に美しい作品である。
本当に美しい作品である。
"allophilia"
Those people: What if our prejudices could be transformed into a force for good? A Harvard scholar suggests a new way to think about social relations.
Boston Globeらしいアカデミックな記事で、なかなか面白かった。
集団間だけの話ではないだろう。僕の根本的な欠陥――もう直らないだろうし、直そうという気も失せてしまった欠点――を思い出させてくれた点でも面白かった。その欠点は何か、だって?そんな暇のある物好きな方はご自分で記事をお読みになって推測してください。
Boston Globeらしいアカデミックな記事で、なかなか面白かった。
集団間だけの話ではないだろう。僕の根本的な欠陥――もう直らないだろうし、直そうという気も失せてしまった欠点――を思い出させてくれた点でも面白かった。その欠点は何か、だって?そんな暇のある物好きな方はご自分で記事をお読みになって推測してください。
あごひげ
に白いものが混じるようになった。
ある人が、頭の白髪はともかく、ひげはこまめに剃ったほうがいいと忠告してくれた。ひげの白髪は頭のよりも老いて見えるということのようだ。
面白いね。何でだろうね。なぜひげの白髪のほうが老いて見えるんだろう。
しかし、そもそも毎日「ちゃんと」ひげを剃らない、ということ自体が問題なんだろう(あ、お洒落で伸ばしている人とイスラム教徒は除く)けどね。あ、それにもう3ヶ月ほど散髪してないことも。
ある人が、頭の白髪はともかく、ひげはこまめに剃ったほうがいいと忠告してくれた。ひげの白髪は頭のよりも老いて見えるということのようだ。
面白いね。何でだろうね。なぜひげの白髪のほうが老いて見えるんだろう。
しかし、そもそも毎日「ちゃんと」ひげを剃らない、ということ自体が問題なんだろう(あ、お洒落で伸ばしている人とイスラム教徒は除く)けどね。あ、それにもう3ヶ月ほど散髪してないことも。
2008年1月20日日曜日
ガーゴイル
Ai Khanoumは現在のアフガニスタン北部にあった、往時はGreco-Bactrian Kingdomの主要都市の一つ。まさに東西文化の混じり合う地だった。Hindu-kushを越えればバミヤンでありガンダーラである。
British IslesからJapanese islandsまで、この写真を見たユーラシア人で、これは明白に我々の文化とは全く異質のものであると断言できる者が果たしてどれほどいるだろうか。
このガーゴイルはまさにユーラシア人である。
British IslesからJapanese islandsまで、この写真を見たユーラシア人で、これは明白に我々の文化とは全く異質のものであると断言できる者が果たしてどれほどいるだろうか。
このガーゴイルはまさにユーラシア人である。
同類
イタリアでの休暇でのこと。
Basilica di Santa Maria Maggiore前の広場。夜7時。街頭の下で本を読んでいる私に話しかけてきたアメリカの「詩人」。「古代ローマの神々の神殿の石柱を32本も略奪してきて建てたこのキリスト教会の前で、夜のこんな時間、東洋人の、それもその年齢のあなたが一心に読書している。私にはそれがとてもおもしろい。」と早口で一気にまくし立てて立ち去った。
Santa Maria del Popoloの石段。午後。2時間ほどだろうか、読書と居眠りを繰り返して目覚めると、そばに誰もいなかったはずが、いつの間にか僕の周りに座って(結果 として僕は彼らに護られるような形になっていた)、申し合わせたように読書していた数人。みんなお互いに赤の他人同士。周囲の賑わいとは全く別世界の静か な空間。16時になり、誰も眼差しを交わすこともなく静かに立ち上がり、ひとりひとり教会に入っていく。Caravaggioを観るために。
8時間待たされたFiumichino空港。ベンチで読書している私と子どものために、新しい情報を得るたびに、居場所を探してまで何度も知らせに来てくれたアメリカ人の美術教師。「熱心に読書していたあなたたちの前で私もやはり読書していたんですよ。」もちろん気づいてたよ。あなたはFirenzeの歴史に関するものを読んでいた。
私には同じ「匂い」を持つ仲間が世界中にいる。
Basilica di Santa Maria Maggiore前の広場。夜7時。街頭の下で本を読んでいる私に話しかけてきたアメリカの「詩人」。「古代ローマの神々の神殿の石柱を32本も略奪してきて建てたこのキリスト教会の前で、夜のこんな時間、東洋人の、それもその年齢のあなたが一心に読書している。私にはそれがとてもおもしろい。」と早口で一気にまくし立てて立ち去った。
Santa Maria del Popoloの石段。午後。2時間ほどだろうか、読書と居眠りを繰り返して目覚めると、そばに誰もいなかったはずが、いつの間にか僕の周りに座って(結果 として僕は彼らに護られるような形になっていた)、申し合わせたように読書していた数人。みんなお互いに赤の他人同士。周囲の賑わいとは全く別世界の静か な空間。16時になり、誰も眼差しを交わすこともなく静かに立ち上がり、ひとりひとり教会に入っていく。Caravaggioを観るために。
8時間待たされたFiumichino空港。ベンチで読書している私と子どものために、新しい情報を得るたびに、居場所を探してまで何度も知らせに来てくれたアメリカ人の美術教師。「熱心に読書していたあなたたちの前で私もやはり読書していたんですよ。」もちろん気づいてたよ。あなたはFirenzeの歴史に関するものを読んでいた。
私には同じ「匂い」を持つ仲間が世界中にいる。
Simon Rattle
Mezzoでベルリン・フィルの2007年ジルベスター・コンサートを聴く。
寸分のスキもない「特別な」音楽を創り上げていることに驚く。ラトルのベルリン行きの時から大きな期待はあったが、まさかこのような高みにまで到達していたとは。それぞれが出会うことによってさらに輝きを増したラトルとベルリン・フィルとの間の相思相愛は本物である。
鑑賞する者に全身で「生きる喜び」を感じさせる芸術というものはそうそうあるものではないのだ。
指揮者としてこれからますます円熟していくであろうラトルと手を携え、既にこれまでも「特別」であったベルリン・フィルは、さらに格段の進化を遂げ、世界の他のどのオケとも比較することが意味を失うまでに、本当に「特別な」オーケストラになってゆくのかもしれない。
寸分のスキもない「特別な」音楽を創り上げていることに驚く。ラトルのベルリン行きの時から大きな期待はあったが、まさかこのような高みにまで到達していたとは。それぞれが出会うことによってさらに輝きを増したラトルとベルリン・フィルとの間の相思相愛は本物である。
鑑賞する者に全身で「生きる喜び」を感じさせる芸術というものはそうそうあるものではないのだ。
指揮者としてこれからますます円熟していくであろうラトルと手を携え、既にこれまでも「特別」であったベルリン・フィルは、さらに格段の進化を遂げ、世界の他のどのオケとも比較することが意味を失うまでに、本当に「特別な」オーケストラになってゆくのかもしれない。
2008年1月19日土曜日
The Story can resume...
Atonement。最後の浜辺のシーンが陳腐な点を除き、ちょっと文句の付けようのない作品。すばらしい。いい映画がまた一つ誕生した。
これでIan McEwanの原作も絶対に読まなければならなくなった。
これでIan McEwanの原作も絶対に読まなければならなくなった。
2008年1月18日金曜日
the Guardian
以前高く評価していたメディアなのだが、いつの頃からかどうもおかしくなってしまったという印象を持つのは私だけか。最近よくあるオーナー交代でもあったのだろうか。
例えばWhy men and women find longer legs more attractive。
これで科学欄なのだから恐れ入る。日本のTVのワイドショーじゃないんだからね。
例えばWhy men and women find longer legs more attractive。
これで科学欄なのだから恐れ入る。日本のTVのワイドショーじゃないんだからね。
Ivlia Avgvsta Agrippina
ローマ帝国の栄光をまっすぐに駆け抜けた45年の生涯。Tacitus, Suetonius, Cassius Dio...。それぞれの史家により彼女への好意の有無/程度、事実解釈に大きな違いは見られるが、いずれにせよ稀有の人生であったことに変わりはない。
2008年1月17日木曜日
見学者
「先生が、いつもの冗談を、あの頃の私たちに対してでなく、今このSofia大学の学生たちに向けて、言っている。
あの頃の私たちのためでなく、いま、この学生たちのために、あの頃と同じように、一生懸命日本語の表現について説明している。
いろいろなことを想いながら観ていました。」
教室というものは、ハコではなく、何よりも人と人とが創り出す関係性の束である「共同体」である。そのことを思い出させてくれる、このようなコメントをもらうと、恥を忍んで授業を公開する意味も少しはあるのかな、とも思う。
あの頃の私たちのためでなく、いま、この学生たちのために、あの頃と同じように、一生懸命日本語の表現について説明している。
いろいろなことを想いながら観ていました。」
教室というものは、ハコではなく、何よりも人と人とが創り出す関係性の束である「共同体」である。そのことを思い出させてくれる、このようなコメントをもらうと、恥を忍んで授業を公開する意味も少しはあるのかな、とも思う。
2008年1月16日水曜日
モナリザのモデル
ハイデルベルグ大の歴史研究者が発見したという有力な文献資料によりモデル問題が決着を見たのではないかという速報を今BBCが流している。
私としては、最も「異様な」説である、あれはレオナルドの自画像であるという説をそれでも支持したいという気持ちに変わりはないが。
私としては、最も「異様な」説である、あれはレオナルドの自画像であるという説をそれでも支持したいという気持ちに変わりはないが。
2008年1月15日火曜日
めぐみの「雪」
この十日ほど雪がそれほど降らぬ上ずっと氷点下が続いていたために、固まった雪が凍って歩道はカチンコチンの状態だった。危険この上なかった。
だから、いま降り続いている雪は僥倖なのである。靴との間の摩擦係数が上がって、転んで死ぬ危険が減少する、誰にとっても。
ものは考えよう、である。
だから、いま降り続いている雪は僥倖なのである。靴との間の摩擦係数が上がって、転んで死ぬ危険が減少する、誰にとっても。
ものは考えよう、である。
The Cocoon Nebula from CFHT
(Click the picture to enlarge. http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/astropix.html)2008年1月14日月曜日
「暖かい」朝
今朝は本当に久しぶりに、頑張れば帽子もマフラーもなしに歩ける朝だった。凍ったのは両耳の上端だけだった。
しかしそれも朝だけの話。午後再び雪が降り出した。2週間溶けない雪の上にさらにしんしんと降り積もる。
しかしそれも朝だけの話。午後再び雪が降り出した。2週間溶けない雪の上にさらにしんしんと降り積もる。
郵便
現在機能していない。1ヶ月以上も前に日本を出た(はずの)郵便物がいずれもこちらに届いていない。外国郵便だけではない。市内の遅配でさえ1ヶ月をゆうに超えた。
12月初めに発送されたクリスマスプレゼントがユリウス暦のクリスマスの1月7日を過ぎても届かないという悲喜劇があちこちで見られる。
しかし45日ほど前に日本を出た郵便物が届き始めたという情報もある。やきもきされている方々、ご安心を。
12月初めに発送されたクリスマスプレゼントがユリウス暦のクリスマスの1月7日を過ぎても届かないという悲喜劇があちこちで見られる。
しかし45日ほど前に日本を出た郵便物が届き始めたという情報もある。やきもきされている方々、ご安心を。
「子どもの病気」
芥川龍之介、大正12年作の小品。たまたま藤村の「嵐」に続けて読んだので、その違いを面白く感じた。
こと子どもに関しては自分そっちのけで心に掛ける毎日を送る「嵐」の「私」と、無頓着を装うのだがその実子どもの病気が気になって仕事も手につかぬ龍之介。
子どもを持つある友人に一読を勧めようと思ったのだが、唯物主義者のくせに子どものこととなると途端に迷信深くなる私は、何かゲンでも悪くなるのではないかとその勇気が出ずにいる。
こと子どもに関しては自分そっちのけで心に掛ける毎日を送る「嵐」の「私」と、無頓着を装うのだがその実子どもの病気が気になって仕事も手につかぬ龍之介。
子どもを持つある友人に一読を勧めようと思ったのだが、唯物主義者のくせに子どものこととなると途端に迷信深くなる私は、何かゲンでも悪くなるのではないかとその勇気が出ずにいる。
2008年1月13日日曜日
藤村の日本語
改めて感じるのは、その日本語の現代性である。
二葉亭を嚆矢とする近代日本語のスタイルは、近代日本人の間で広く愛読された藤村の日本語によって、現代へと続くスタイルを獲得したと言える部分もあるのではないか。この事はあまり指摘されていないような気がするのだが。
二葉亭を嚆矢とする近代日本語のスタイルは、近代日本人の間で広く愛読された藤村の日本語によって、現代へと続くスタイルを獲得したと言える部分もあるのではないか。この事はあまり指摘されていないような気がするのだが。
「『遊蕩文學』の撲滅」
2008年1月11日金曜日
2008年1月10日木曜日
耐性
気温が-10℃を下回った日はさすがに寒いと感じる。
-5℃なら「ああ、今日は暖かい。帽子はいらないかな。」と考える。
そして何かの間違いで±0℃あたりまで上昇しようものなら、汗をかきかき歩く羽目になる。
これが、私がもうすっかりSofiaっ子に生まれ変わったという判断の根拠である。
-5℃なら「ああ、今日は暖かい。帽子はいらないかな。」と考える。
そして何かの間違いで±0℃あたりまで上昇しようものなら、汗をかきかき歩く羽目になる。
これが、私がもうすっかりSofiaっ子に生まれ変わったという判断の根拠である。
2008年1月8日火曜日
修理
どこでどう分かったのか、今日の掃除の日、暖房装置をすべて元通りに直してくれた。
なぜこの故障に大家さんが気づいたのか。いくつかの可能性が考えられるが、明日あたりには判明するだろう。いずれにせよ、たくさんの人々に見守られながら生きている身、これぐらいの不思議では驚かなくなった。
なぜこの故障に大家さんが気づいたのか。いくつかの可能性が考えられるが、明日あたりには判明するだろう。いずれにせよ、たくさんの人々に見守られながら生きている身、これぐらいの不思議では驚かなくなった。
寒さ緩む
積もっていた雪が今日の昼間少し溶けた。気温が氷点上に上がったらしい。寒気がこの程度緩んだだけでこれだけうれしいのだから、春が来た時の喜びはいかばかりかと思う。
もっとも、少し暖かくなったらなったで、また別の苦労も生まれる。今度は屋根や軒のつららや氷の塊が頭上に落ちてくるのを警戒せねばならぬ。直撃されれば、へたをすれば、一巻の終わりである。
頭上と足元に注意しながらそろそろと歩く日々はまだまだ続く。
もっとも、少し暖かくなったらなったで、また別の苦労も生まれる。今度は屋根や軒のつららや氷の塊が頭上に落ちてくるのを警戒せねばならぬ。直撃されれば、へたをすれば、一巻の終わりである。
頭上と足元に注意しながらそろそろと歩く日々はまだまだ続く。
2008年1月6日日曜日
雪のSofia
数日来の積雪がまったく溶けずに残る。空気中の水蒸気が凍結しているので空気が白っぽい、というのも京都から来た者には新鮮である。市内中心部に蛇口から温泉が出る汲み場があるのだが、数十ある蛇口がきのうは満員の盛況だった。同年齢の人たちに「連帯」感を感じながら肩を並べて1ℓビンに温泉補給。アイスクリームを持って帰るにはリュックに入れるより外気にさらして持った方が溶ける心配がないのだという「発見」も。
家の暖房装置がだんだんおかしくなってきていて、四つのうち今や一つしか動いていないけれども、それなりに元気に過ごしている。
きのう青空市場のЖенски Пазарでビーツを二つ買って30ストティンキ(約26円)。店のお兄さんは笑って代金を受け取らない。
また、凍てつく街角で地図を覗き込んでいると、必ずすぐ誰かが立ち止まって助けてくれる。
寒いけれども、温かい街である。
「淑気(しゅくき)」という季語をSofiaの街に捧げたい。
家の暖房装置がだんだんおかしくなってきていて、四つのうち今や一つしか動いていないけれども、それなりに元気に過ごしている。
きのう青空市場のЖенски Пазарでビーツを二つ買って30ストティンキ(約26円)。店のお兄さんは笑って代金を受け取らない。
また、凍てつく街角で地図を覗き込んでいると、必ずすぐ誰かが立ち止まって助けてくれる。
寒いけれども、温かい街である。
「淑気(しゅくき)」という季語をSofiaの街に捧げたい。
2008年1月5日土曜日
2008年1月3日木曜日
David(1504完成)
Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni、弱冠26歳で制作開始、29歳で完成。
台座を入れれば高さは5メートルを超える。よく指摘される上半身と下半身のバランスの悪さも、真下から見上げれば完璧なプロポーションとなり、なるほどそういう狙いかと納得もする。
色々な考え方があり得る。しかし、これとCappella Sistinaの天井画(1512完成)の二つを観る時、彼が何よりも「それ自体としての人間」とも呼ぶべきものを賛美して已まぬ人だったと、私は感じる。
台座を入れれば高さは5メートルを超える。よく指摘される上半身と下半身のバランスの悪さも、真下から見上げれば完璧なプロポーションとなり、なるほどそういう狙いかと納得もする。
色々な考え方があり得る。しかし、これとCappella Sistinaの天井画(1512完成)の二つを観る時、彼が何よりも「それ自体としての人間」とも呼ぶべきものを賛美して已まぬ人だったと、私は感じる。
2008年1月2日水曜日
2008年1月1日火曜日
明けましておめでとうございます。
去年今年貫く棒の如きもの(虚子)
昨年は50年の私の人生で最も激動の年となりました。大江の言葉を借りれば「人生の習慣」のあり方を大きく変えた年だったと言えるでしょう。
今年はその質を高める年にします。
読者の皆さんにとってよい年となりますように。
帰宅
ローマのFiumicino空港を8時間半(!)遅れて離陸。
アドリア海上空を飛んでいる時に年が替わった。機長のアナウンスが流れたとたん機内はお祭り騒ぎと化した。もう十分アルコールが入っている者、歌い出す者、踊り出す者、そのすべての条件を満たす者。。。
ローマで離陸予定時間が次々と(少なくとも5回は)変更され続けていた時、あれほど激昂して機長や係員を吊るし上げていた、あの人たちが、である。
ともあれ夜中の2時、無事ソフィアの我が家に辿り着く。
たくさんの勉強ができた、実り多い休暇だった。
しかし疲れた。
寝る。
アドリア海上空を飛んでいる時に年が替わった。機長のアナウンスが流れたとたん機内はお祭り騒ぎと化した。もう十分アルコールが入っている者、歌い出す者、踊り出す者、そのすべての条件を満たす者。。。
ローマで離陸予定時間が次々と(少なくとも5回は)変更され続けていた時、あれほど激昂して機長や係員を吊るし上げていた、あの人たちが、である。
ともあれ夜中の2時、無事ソフィアの我が家に辿り着く。
たくさんの勉強ができた、実り多い休暇だった。
しかし疲れた。
寝る。
2007年12月20日木曜日
2007年12月18日火曜日
2007年12月16日日曜日
リヨン・オペラ
CATVのMezzoでJacques OffenbachのOrpheé aux Enfersを観た。
ハエだかハチだかゴキブリだかのたくさん出てくる、面白く刺激的な演出だった。歌手陣も演技力十分の熱演で現代的な演出に応え、ダンスの振り付けも面白いものばかりだった。
いつも思うのだが、こういうのをさせるとフランスの人たちにかなう者はいない。
ハエだかハチだかゴキブリだかのたくさん出てくる、面白く刺激的な演出だった。歌手陣も演技力十分の熱演で現代的な演出に応え、ダンスの振り付けも面白いものばかりだった。
いつも思うのだが、こういうのをさせるとフランスの人たちにかなう者はいない。
Wikipedia vs. Knol
情報をめぐる闘い。質の向上のためには競争は必要不可欠だ。それが公平・健全なものである限り。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/7144970.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/7144970.stm
2007年12月15日土曜日
インフレ
買い物に行った子どもが帰宅して開口一番「パンが下がってる。」
レシートで確認すると、いつも買っているパンが0.72levaから0.69levaに下がっている。1ヶ月ほど前の価格に戻っているわけだ。
たかが3円弱というなかれ。私たちが普段買っているものの中で、ソフィアに来て(セールを除き)値下がりを経験した物などこれまでなかったのだ。インフレは世界的現象だが、ここのインフレはひどいのである。
こんな程度で少し得した気分にならねばならぬ哀れな小市民は、娘もよくできた娘で0.03levaの差に気づく。もっとも、ついでに(というよりこちらがお目当てで)買ってきたポテチとKitKatとコーラをいま傍らでガツガツ貪ってるわけであるが。
レシートで確認すると、いつも買っているパンが0.72levaから0.69levaに下がっている。1ヶ月ほど前の価格に戻っているわけだ。
たかが3円弱というなかれ。私たちが普段買っているものの中で、ソフィアに来て(セールを除き)値下がりを経験した物などこれまでなかったのだ。インフレは世界的現象だが、ここのインフレはひどいのである。
こんな程度で少し得した気分にならねばならぬ哀れな小市民は、娘もよくできた娘で0.03levaの差に気づく。もっとも、ついでに(というよりこちらがお目当てで)買ってきたポテチとKitKatとコーラをいま傍らでガツガツ貪ってるわけであるが。
ベートーヴェン『幽霊』
バレンボイム・ズッカーマン・デュプレ。天才中の天才たちの若き日の火花散る物凄いトリオをCATVのMezzoでやっていた。
魂が揺さぶられる、という慣用句はこのような芸術のためにのみ存在する。
30年ほど前の収録だろう。FMをエアチェックしてテープが擦り切れるまでクラシックばかり聴いていた学生時代を懐かしく思い出した。
魂が揺さぶられる、という慣用句はこのような芸術のためにのみ存在する。
30年ほど前の収録だろう。FMをエアチェックしてテープが擦り切れるまでクラシックばかり聴いていた学生時代を懐かしく思い出した。
2007年12月14日金曜日
2007年12月13日木曜日
ブログの難しさ
言うまでもなく情報管理をしながら書いているわけだからすべてを書くわけにはいかない。しかし、では公的情報のみ掲載していればいいかというと、そんな「情報提供ブログ」なら忙しい毎日の中わざわざ私までブログを持つ意味もない。
「スランプ」を書いて以来、実に多くの反応をいただいた。
少し弱みを見せれば心配をかけることになるし、いつもいつも強がっていては人間の声ではなくなる。
私が悪名高い気分屋で、日単位どころか分単位で言う事の変わる奴だということを既に十二分に思い知らされている人でも、それがいざ活字になると、おおごとになってしまうらしい。
難しいものである。
しかし、おかげさまで最悪期は脱しつつあります。もうご心配なきよう。
「スランプ」を書いて以来、実に多くの反応をいただいた。
少し弱みを見せれば心配をかけることになるし、いつもいつも強がっていては人間の声ではなくなる。
私が悪名高い気分屋で、日単位どころか分単位で言う事の変わる奴だということを既に十二分に思い知らされている人でも、それがいざ活字になると、おおごとになってしまうらしい。
難しいものである。
しかし、おかげさまで最悪期は脱しつつあります。もうご心配なきよう。
2007年12月12日水曜日
「日本方式」
私をよくご存知の方は私がナショナリストとは対極にある人間だということを知っているはずだ。
その私が最近特に強く感じていることは、日本はなかなかよくやっている、ということである。
現在の立場上詳論はできないが、日本人は、実に細やかな心配りをしながら仕事をする。こんなところにまで、と驚くほど細かい部分にまで注意しながら仕事をする。
その日本方式を堅持している限り、スケールメリットを誇る21世紀の大国群に押し捲られる時代が来てもーーそしてそれは既に始まっているけれどもーーあの国はそう簡単には没落してゆかないのではないかという気がする。
その私が最近特に強く感じていることは、日本はなかなかよくやっている、ということである。
現在の立場上詳論はできないが、日本人は、実に細やかな心配りをしながら仕事をする。こんなところにまで、と驚くほど細かい部分にまで注意しながら仕事をする。
その日本方式を堅持している限り、スケールメリットを誇る21世紀の大国群に押し捲られる時代が来てもーーそしてそれは既に始まっているけれどもーーあの国はそう簡単には没落してゆかないのではないかという気がする。
スランプ
ソフィアに来て5ヶ月になろうとしている。
実をいうと、心身ともにあまりよい状態にはない。底を打ったのかどうかもまだわからない状態なので、少し心細いというのが正直なところである。
週を追うごとに学生たちとの関係はよくなっているような気はする。少なくとも彼らが徐々に僕に「適応」してきてくれているという感触はある。もっとも、疲れている時に限って僕は授業中に躁状態に陥ることが多いので、にぎやかな授業になっているときは実は僕の内的状態はそれほどよくないということでもあるのだが。
ごく少数の例外を除き労働状況も順調に推移していると信じる。この疲れは○○のせいだと原因を他に求めることも可能だが、それが僕にいささかでも脅威を与えるような存在でない以上、それもただの言葉でしかなく愚痴でしかない。
親しい人たちは当然僕の状態の悪さに敏感で、色々と気分転換のための提案ややさりげない心遣いを提供してくれていて、その友情には本当に感謝している。その点で彼らのもつ温かさは格別のものである。
しかし、いずれにせよ、外的な原因が存在しないとすると、この疲れは僕の内的状況に起因すると結論せざるを得ない。これは一体何なのだ。
実をいうと、心身ともにあまりよい状態にはない。底を打ったのかどうかもまだわからない状態なので、少し心細いというのが正直なところである。
週を追うごとに学生たちとの関係はよくなっているような気はする。少なくとも彼らが徐々に僕に「適応」してきてくれているという感触はある。もっとも、疲れている時に限って僕は授業中に躁状態に陥ることが多いので、にぎやかな授業になっているときは実は僕の内的状態はそれほどよくないということでもあるのだが。
ごく少数の例外を除き労働状況も順調に推移していると信じる。この疲れは○○のせいだと原因を他に求めることも可能だが、それが僕にいささかでも脅威を与えるような存在でない以上、それもただの言葉でしかなく愚痴でしかない。
親しい人たちは当然僕の状態の悪さに敏感で、色々と気分転換のための提案ややさりげない心遣いを提供してくれていて、その友情には本当に感謝している。その点で彼らのもつ温かさは格別のものである。
しかし、いずれにせよ、外的な原因が存在しないとすると、この疲れは僕の内的状況に起因すると結論せざるを得ない。これは一体何なのだ。
2007年12月10日月曜日
Richard Dawkins
むかし日本語訳で読んだ『利己的遺伝子』以来尊敬している科学者だが、きょうはBBCのHave Your Sayに出演して、世界中のキリスト教徒やイスラム教徒たちから集中砲火を浴びながら、一つ一つ誠実に応答しようと努力していた。しかし、当然ながら、対話が成立するはずもない領域である。ただ不毛な時間が流れていただけであった。
テヘランとヴァティカン双方の最高宗教指導者を敵に回しているのだから、苦戦は必至である。異端裁判どころの話ではない。「真実」のためには狂信的暗殺者をも恐れないということか。本物の学者というものはこういうものなのか。
・・・しかし、まあ、よくやる。
テヘランとヴァティカン双方の最高宗教指導者を敵に回しているのだから、苦戦は必至である。異端裁判どころの話ではない。「真実」のためには狂信的暗殺者をも恐れないということか。本物の学者というものはこういうものなのか。
・・・しかし、まあ、よくやる。
猫(続)
あれを読んだ何人かの人から、幸せそうだ、とかのんびりしてるね、という感想をいただいた。
確かに、屋根の上で立ち往生している猫をしばし上から見ている余裕が今はある。
ただ、こんな天気に、わざわざあんなルートを選んで、なんで、どこへ向かって、無理して移動する必要があるんだろう、とか、あ、ひと、いやネコのことは言えないか、とか、苦笑しながら観察していたことも事実である。
確かに、屋根の上で立ち往生している猫をしばし上から見ている余裕が今はある。
ただ、こんな天気に、わざわざあんなルートを選んで、なんで、どこへ向かって、無理して移動する必要があるんだろう、とか、あ、ひと、いやネコのことは言えないか、とか、苦笑しながら観察していたことも事実である。
2007年12月9日日曜日
「歯に衣着せぬ」
とはこのようなことを言うのだろう。阿部眞之助(1953)「山縣有朋」(『近代政治家評伝』)。これだけ「明治の元勲」をこき下ろすことができるのは、やはり言論の自由を取り戻したばかりの敗戦直後だという時代状況があるのだろうが、それにしても「皇室」醜聞にまで踏み込んで書いている。このようなジャーナリストは現代の日本では絶滅した。
2007年12月8日土曜日
第2回例会終了
Sofia日本語研究会第2回例会無事終了。前回の私の「思いつき」から何とか無理をして積極的に話を続けようと努力してくれたDarin Tenevに感謝する。
もっと多くの人々にも聴いてもらいたいと思いながら聴いていた。深い思考と大胆な刺激を併せ持つ考察であった。無論私もたくさんの思考の「種子」を受け取った。
おかげで、この研究会を続ける勇気が出てきた。
もっと多くの人々にも聴いてもらいたいと思いながら聴いていた。深い思考と大胆な刺激を併せ持つ考察であった。無論私もたくさんの思考の「種子」を受け取った。
おかげで、この研究会を続ける勇気が出てきた。
2007年12月7日金曜日
クリスマス
今日は隔週にしてもらっている掃除の日だった。帰宅したら、各部屋・廊下・階段(私の寝室を除く。さすがに遠慮したらしい。)に飾りつけがしてあった。
Аз съм материалист.(私は唯物主義者です。)と言ったとしても、何かが解決するわけでも事態が好転するわけでもないと知っている賢明な私は、彼女(いまだ名前を思い出せぬ)の好意を尊重し、すべてそのままにしてある。
(「みなさん、「あの人もしばらく会わないうちにずいぶん人間が丸くなったものだ。」とはこのような時に使われる表現です。覚えておいてください。日本語能力試験には出ないと思いますが。」)
Аз съм материалист.(私は唯物主義者です。)と言ったとしても、何かが解決するわけでも事態が好転するわけでもないと知っている賢明な私は、彼女(いまだ名前を思い出せぬ)の好意を尊重し、すべてそのままにしてある。
(「みなさん、「あの人もしばらく会わないうちにずいぶん人間が丸くなったものだ。」とはこのような時に使われる表現です。覚えておいてください。日本語能力試験には出ないと思いますが。」)
「虚構」とは何か。「現実」とは何か。
Mirrors and copulation are abominable, for they multiply the number of men. (The Anglo-American Cyclopaedia)
2007年12月5日水曜日
成功したいの? じゃあ "Do your worst ! "
余りにも馬鹿馬鹿しくて最後まで読んでいないのだが、こういうことを、中学生でなく、大の大人になってから教えてもらわなくてはならないというのは、実に悲しいことである。
Unhappy? Self-critical? Maybe you're just a perfectionist
Unhappy? Self-critical? Maybe you're just a perfectionist
2007年12月4日火曜日
Carolus Linnaeus
ヒトはサメよりもはるかにメダカに近い。なぜならサメは骨を持たないから。系統発生論。
リンネは「神」の創造の秩序を明らかにするために分類学を創始した。
それが今では進化のプロセスを証明するものとなっている。
今年は生誕300年だった。
リンネは「神」の創造の秩序を明らかにするために分類学を創始した。
それが今では進化のプロセスを証明するものとなっている。
今年は生誕300年だった。
2007年12月3日月曜日
2007年12月2日日曜日
特別授業
京都からお越しの後藤鶴翠氏による、書道・華道特別授業が無事終了した。大成功の部類であろう。Sofia大の、特に下級生にとっては、書道・華道ともに体験しながら学ぶという得難い経験となった。後藤氏に深く感謝する。
また、貴重な花器等を快く貸してくださった日本大使館にも感謝する。
また、貴重な花器等を快く貸してくださった日本大使館にも感謝する。
2007年12月1日土曜日
「サルの労働」
おととい、ちょっとしたミスから、頭文字Pで分類してあった約15年分の文書の全てを失った。これまでで最大の損失である。
目の前が真っ暗になるほどのショックであった。しかし、それがきっかけで、以前からロシア人の学生に「サルの労働」(とロシアでは言うそうだ)とからかわれていた、宿痾の如きデータ収集癖からほんの少しだけ自由になる努力をすることを決心した。
さて、私は「ヒト」への進化の道を選択することができるだろうか。楽しみである。
目の前が真っ暗になるほどのショックであった。しかし、それがきっかけで、以前からロシア人の学生に「サルの労働」(とロシアでは言うそうだ)とからかわれていた、宿痾の如きデータ収集癖からほんの少しだけ自由になる努力をすることを決心した。
さて、私は「ヒト」への進化の道を選択することができるだろうか。楽しみである。
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