2008年2月12日火曜日

金持ちの旅行

 Paul TherouxのStranger on a Train: The Pleasure of Railways (1976)を読んでいたら、
 "In this sort of travel [N.B. package tour], you take your society with you: your language, your food, your styles of hotel and service. It is of course the prerogative of rich nations -- America, western Europe, and Japan."
 とあった。
 僕がコペンハーゲン大学に留学したのは1979から(嗚呼、もう30年になるのか。。。)で、確かにその頃は既に"Made in Japan"は正の意味合いで使われるようになっていたし、僕に話しかけてくる人は概ね自分の持っている日本製品を褒めることから話を始めていたように記憶している。
 しかし、
その頃ヨーロッパ内を旅行していても、今ほど日本からのパックツアーには出会わなかったように思うし、僕自身の旅行も恐ろしい貧乏旅行だった(その中でも最も過酷な旅についてはいつかゆっくり書こうね。)から、日本人旅行者を金持ちだと認識した記憶はほとんどない。
 しかし、Therouxは既にそう見ていたわけか。そうか。

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