「元来芸術の内容となるものは、人としての我々の生活全容に外ならないのだから、二重生活と云ふ事は、第一義的にはある筈がないと考へます。
が、それが第二義的な意味になると、いろいろむづかしい問題が起つて来る。生活を芸術化するとか、或は逆に芸術を生活化するとか云ふ事も、そこから起つて来るのでせう。」
生と切り離された何ものも意味あるものと認めないこと。
龍之介が死なねばならなかったのも、彼がこれほど人々に愛されているのも、その理由の一つはこれである。
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